プログラミング言語の開発は、Microsoftの遺伝子に刻まれている。その証しが「Visual Basic」「C#」「F#」「TypeScript」といった、同社が生み出したプログラミング言語だ。開発者を特定の方向に導きたいとき、同社は独自プログラミング言語を先導役に据える。
Microsoftが新たに発表したプログラミング言語「Microsoft Power Fx」は、最小限のソースコード記述またはソースコードの記述なしでアプリケーションを開発する「ノーコード/ローコード開発」の手段だ。同社は全体的なアプリケーション開発戦略において、Power Fxに大きな役割を担わせることを計画している。同社のローコードアプリケーションプラットフォーム担当コーポレートバイスプレジデントを務めるチャールズ・ラマナ氏に、Power Fxについて聞いた。
―― Power Fxは、開発における標準のプログラミング言語になるとお考えですか。
ラマナ氏 「標準」という言葉には「権威ある組織が厳密に取り決め、一般人がそれに従う」という意味合いが含まれる。そうしたものにはなってほしくない。それでもPower Fxが普及することを願っている。
Power Fxを使うと、開発者はドラッグ&ドロップやGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)での開発が可能だ。この特徴はノーコード/ローコード開発用のプログラミング言語として重要な要素だと言える。ただし使い方によっては、開発者はソースコードを記述することになる。
ノーコード/ローコード開発用のプログラミング言語は、これまでサービスが行き届いていなかったと当社は考えている。プロフェッショナル開発者向けのプログラミング言語と同じレベルの扱いや注目、コミュニティーからの支援を受けてこなかったのだ。
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