Java使いでも「R」「Python」を学びたくなる“納得の理由”「データサイエンス向き」の根拠は

Javaエンジニアがデータサイエンスに取り組むなら、別のプログラミング言語を検討することも視野に入る。有力な候補となるのが「R」「Python」だ。それはなぜなのか。R、Pythonそれぞれの基本的な特徴を見ていこう。

2021年04月24日 05時00分 公開
[George LawtonTechTarget]

 プログラミング言語および開発・実行環境「Java」にはさまざまな用途がある。ただしデータサイエンスの世界では、Javaは必ずしも万能なプログラミング言語とは言えない。エンジニア向け求人サイトHackerRankの共同創業者でCEOのビベク・ラビシャンカール氏によると、最近のデータサイエンスで主流のプログラミング言語は「R」「Python」だ。「RとPythonはどちらもオープンソースで無償使用できる。豊富なエコシステム(協業関係)とコミュニティーの充実したサポートがある」とラビシャンカール氏は説明する。

「R」とは何か

 開発ツールベンダーJetBrainsでデベロッパーアドボケートを務めるマリア・ハルソバ氏が「データサイエンスに有利なプログラミング言語だ」と指摘するのがRだ。統計学者が統計学者のために開発した言語であるRは、データ分析と統計を手軽に実行できるように作られている。

 Rには統計用パッケージ(拡張機能)が複数あり、統計でよく使われる行列計算の機能は「Javaよりずっと強力」(ハルソバ氏)だという。Rはデータ分析や統計の分野でキャリアをスタートさせたエンジニアに人気が高い。ただしRは専門性の高いプログラミング言語であり、制約もある。

「Python」とは何か

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...