新型コロナウイルス感染症のワクチン接種状況を確認するデジタル証明書管理システムが、社会で広く使われるものになるためには、医療データの相互運用性と標準化の問題がある。現在の状況は必ずしも楽観的ではない。
雇用主や労働者に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種のデジタル証明書管理システムを広く普及させるまでには、さまざまなハードルや未解決の問題がある。中編「QRコードを使った『新型コロナワクチン接種証明システム』とは?」に続く本稿は、デジタル証明書によるワクチン接種の証明を実現するまでの道のりにおける、米国の社会情勢や技術動向のハードルについて考察する。
米国の第45代大統領ドナルド・トランプ氏も、新たに就任した第46代大統領のジョー・バイデン氏の政権も、デジタル証明書によるワクチン接種の証明に関する計画の概要を打ち出していない。バイデン氏にとって、このようなプログラムの優先度が高いかどうかも定かでない。
ワクチン接種デジタル証明書の開発を進めるCOVID-19 Credentials Initiative(CCI)で共同主幹事を務めるルーシー・ヤン氏は「ワクチン接種デジタル証明書の発行者を決めるのは国のトップと公権力だ」と説明。これが明確になれば、Linux Foundation Public Healthのオープンスタンダードによって、他のデジタル証明書との相互運用性を懸念することなく、ワクチン接種デジタル証明書を作成できると主張する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
経理業務の時短や効率化をはじめ多くのメリットをもたらす会計ソフトだが、近年のユーザーはどのような点を重視しているのか。自社の最適解を見極めるヒントとして、利用者のレビューを基に主要製品を比較・分析したレポートを紹介する。
2025年以降のERP関連の最新トレンドや、導入時に注意したいコスト超過の要因とは。ERP導入を成功させるために企業が押さえておくべきポイントをまとめて解説する。
商流管理や原料管理などのデータを1つのExcelファイルに集約して計算していた加藤産業では、マクロ処理におけるメンテナンスの属人化などを解消すべく、新たな手段を模索していた。そこで選ばれたアプローチと、その効果とは?
人事評価をExcelで運用していた、ジーンズブランドのエドウイン。データの取りまとめや差し替えにかかる負担は課題となっていたが、慣れ親しんだExcelの評価シートを変えることは避けたかった。そんなエドウインが、導入した製品とは?
システム化に当たり課題となるのが、システムにあわせた評価シートやフローの変更だ。だが、中には既存フローやExcel評価シートを変更せずシステム化できる評価システムが存在する。本資料では導入企業の事例を交え、その特徴を紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。