プログラミングを変えた「Java」の歴史【後編】
「Java」を“偉大な言語”にした3つの画期的要素
「Java」の進化はアプリケーション開発に大きな影響を与えてきた。Javaの企業向け仕様群「Java EE」の豊富な要素のうち、特に画期的だった3つの要素を振り返る。
「Java Platform, Enterprise Edition」(Java EE)は、プログラミング言語および開発・実行環境「Java」の業務アプリケーション向け仕様群だ。IT業界の進化に伴い、Java EEは業務アプリケーション開発の進歩に大きな役割を果たしてきた。
Javaを偉大な言語にした“あの要素”
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Java EEの歴史の中で特に画期的だった要素は次の3つだ。
画期的要素1.Servlet
サーバで動くJavaアプリケーションである「Servlet」は、企業が業務上重要なアプリケーションの開発にJavaを活用する上で不可欠な役割を果たした。これによりJavaアプリケーションで、サーバが持つ処理速度や信頼性、セキュリティなどの能力を生かしやすくなった。
画期的要素2.Contexts and Dependency Injection(CDI)
Sun Microsystemsが、2009年に提供を始めたJava EE 6で初めて導入した機能が「Contexts and Dependency Injection」(CDI)だ。CDIによりアプリケーションを構成するコンポーネント間を疎結合にしやすくなり、ソースコードをよりシンプルにできるようになった。
画期的要素3.Java Persistence API
API(アプリケーションプログラミングインタフェース)の「Java Persistence API」(JPA)は、Javaアプリケーションによるデータベース操作を可能にする。Javaアプリケーションが扱うデータを、一貫性がある簡単な方法で定義、管理するのに役立つ。
進化の継続
2016年、JavaコミュニティーはJavaをマイクロサービスアーキテクチャ向けに最適化する仕様「Eclipse MicroProfile」を公開した。2017年、OracleはJava EEの策定をEclipse Foundationに移管すると発表し、双方の緊密な連携によりMicroProfileの開発を促進することになった。
Java EEの名称は「Jakarta EE」に変わったが、その基本方針は変わっていない。Javaは今後も長年にわたって、ソフトウェア開発分野における影響力を発揮していくだろう。
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