ライブラリとフレームワークは、どちらもアプリケーション開発を支援するプログラミング部品だ。両者の違いとは何か。
新しいアプリケーションの開発に取り掛かる際は、特定機能を実現するプログラム部品として、どの「ライブラリ」や「フレームワーク」を使うのかを決める。そこで突き当たるのが、ライブラリとフレームワークはどう違うのかという疑問だ。
ライブラリもフレームワークもアプリケーション開発を支援する。主な違いは、それぞれの権限が及ぶ範囲と、ソースコードを書く開発者の負担をどのような形で軽減するかにある。
ライブラリは、特定の機能を実行するためのメソッド(データに対する操作)やクラス(データとメソッドの集合)といったコンポーネントを提供する。フレームワークは、普遍的な機能や特定用途向けの機能を実装するためのプログラム部品を提供する。両者の違いを詳しく見ていこう。
関連性のあるコンポーネントの組み合わせがライブラリだ。開発者はライブラリを利用することで、特定の機能を実現しやすくなる。一般的なライブラリが実現を支援する機能には、データ整形やネットワーク接続の確立などがある。
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