Javaで扱う参照型変数やパッケージの命名時に従う標準的な命名規則とは、どのようなものか。Javaでの命名規則に「ケバブケース」を使うべきではない理由と併せて解説する。
プログラミング言語および開発・実行環境「Java」には、変数やメソッド(データに対する)、定数などの命名に関する慣例がある。Javaの基本的な命名規則を解説した前編「Javaの『変数』『メソッド』『定数』名の“ひんしゅくを買わない”付け方」に続く後編は、データの実体がある場所(メモリアドレス)を保持する参照型変数と、パッケージ(拡張機能)の一般的な命名規則を説明する。
標準的な命名規則では、参照型名は全て「パスカルケース」で記述する必要がある。パスカルケースは「アッパーキャメルケース」とも呼ばれる。変数名の先頭を大文字にし、複数の単語で変数名を構成する場合は、各単語の先頭を大文字にする命名規則だ。
JavaのWebアプリケーション開発用API(アプリケーションプログラミングインタフェース)の「JAX-RS」(Java API for RESTful Web Services)が定義する、参照型変数の例を以下に3つ示す。
パッケージの命名規則は、変数、メソッド、参照型の命名規則とは異なる。慣例ではパッケージ名を全て小文字で記述し、ドット(.)を区切り文字として使用する。パッケージ名は、パッケージのファイルが存在する場所を表す。ドットによるパッケージ名の区切りは、パッケージ内のクラスやインタフェースを実装したファイルのあるフォルダの階層構造と一致する。
以下に、「JDK」(Java開発キット)の標準インストーラーが提供する3つのパッケージ名の例を示す。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...