実力があり、根強いファンがいるにもかかわらず、衰退の危機にあるプログラミング言語は幾つかある。その中から「Haskell」やバージョン6.0以前の「Visual Basic」を取り上げる。
前編「プログラミング言語『Erlang』が熱心なファンを持つのに不人気な“あの理由”」は、実力があるにもかかわらず廃れる可能性のある5つのプログラミング言語のうち、「Erlang」を取り上げた。中編は「Haskell」と、バージョン6.0以前の「Visual Basic」(VB)を紹介する。
HaskellもErlangと同様に、やはり大規模なユーザーコミュニティーを獲得できておらず、長く生き残るのは難しい可能性がある。Erlangと同じく、複雑さが不人気の主な原因になっている。Haskellは豊富なデータ型で、強力な関数型プログラミング(数学的な関数を組み合わせたプログラミング)を可能にしている。それがHaskellのコーディングと、その習得を難解にする原因にもなっている。
技術的に優れていても、習得が難しいと初心者は遠のく。絶滅に至っていないのは、現在も小規模なHaskellコミュニティーが存続しているからだ。しばらくは消え去らないとしても、1990年代初めの公開時に、開発者が期待したほどの影響力をHaskellが得ることは難しい。
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