「COBOL」プログラムが古くなっても動き続ける“切実な理由”COBOLとの付き合い方【前編】

組織に古くからあるシステムで「COBOL」プログラムがいまだに稼働し続けていることは珍しくない。なぜそのような状況が生まれるのか。組織はなぜモダナイゼーションに踏み切れないのか。

2021年05月10日 05時00分 公開
[Jim O'ReillyTechTarget]

 プログラミング言語「COBOL」で開発した古いプログラムの運用はリスクをはらむ。組織はレガシーなCOBOLプログラムのモダナイゼーション(最新化)をするか、一から作り変えなければいけない。COBOLプログラムはさまざまな重要システムの中核にあり、組織がモダナイズに慎重になるのも無理はない。基幹システムに手を入れることは大きなコストやリスクを伴う。

「COBOL」が残り続ける“切実な理由”

 COBOLプログラムは銀行などさまざまな組織における基幹システムの中核を担っており、世界各国の政府機関がCOBOLプログラムを活用している。COBOLプログラムは概して運用にコストがかかり、機能が限られる。にもかかわらず現代もなお、組織はメインフレームでCOBOLプログラムを実行している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news114.jpg

XがAIチャットbot「Grok」に新機能を追加 OpenAIやGoogle、Metaとの競争の行方は?
Xが、AIチャットbot「Grok」に自分のプロフィール情報を伝えられる新たな機能追加を実施...

news092.png

AIがキーワードを提案 「Yahoo!広告 検索広告」に追加された新機能のメリットは?
LINEヤフーは「Yahoo!広告 検索広告」に、AIがリンク先URLからキーワードを提案する新機...

news019.jpg

アパレル大手TSIのマーケターが語る「ユーザーコミュニティー」でなければ学べなかったこと
トレジャーデータのユーザーコミュニティーである「Champ」のリーダーに、コミュニティー...