2021年04月22日 05時00分 公開
特集/連載

COBOLやPL/Iのメインフレームアプリケーションをクラウドサービスで動かすにはメインフレームからクラウドへ【後編】

ソースコードがあれば、メインフレームアプリケーションのクラウドサービス移行は比較的容易だ。ただしプログラミング言語の種類によって難易度は異なる。「COBOL」「PL/I」で書かれている場合はどうなるのか。

[Tom Nolle,TechTarget]

 メインフレームで稼働するアプリケーション(以下、メインフレームアプリケーション)のクラウドサービスへの移行が難しくなるかどうかは、ソースコードの有無が左右する。企業がソースコードを保持していれば、メインフレームアプリケーションをそのままクラウドサービスへ移行させたり、マイクロサービスアーキテクチャ(小規模のサービスを組み合わせるアプリケーション構造)に基づくアプリケーションとして再構築したりできる可能性が高まる。特に「C」「C++」「C#」などの一般的なプログラミング言語で記述されているアプリケーションは、クラウドサービスへの移行が比較的容易だ。

「COBOL」「PL/I」のアプリケーションをクラウドサービスで動かすには

 「COBOL」や「PL/I」、アセンブリ言語などのプログラミング言語でメインフレームアプリケーションが記述されている場合は、一から書き直さずにクラウドサービスへ移行させることは難しい。COBOLで記述されたメインフレームアプリケーションに最適な方法は、ソースコードの変換を支援するツールでクラウドサービスに適した形に変換することだ。例えばAstadiaやTmaxSoft、MuleSoftといったベンダーが、こうしたツールを提供している。

 メインフレームアプリケーションのクラウドサービス移行は、必ずしも可能であるとは限らない。クラウドサービス移行にかかるコストの面から実現不可能な場合もある。全面的なクラウドサービス移行が難しい場合は、メインフレームアプリケーションからユーザーインタフェース(UI)とデータ入力の部分のみ分離してクラウドサービスへ移行させるとよい。そうすることでメインフレームの制約を減らすことができ、今後の本格的な刷新に備えることができる。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news093.jpg

AI活用で日本が米国に追い付く――PwC調査
PwC Japanグループが日本で実施した調査の結果から、日本企業によるAI活用が大きく進み、...

news036.jpg

SaaS企業の成功メソッド「PLG」を実践するための組織作りとは?
成長を続けるSaaS企業には組織としての共通点がある。それは具体的にどのようなものだろ...

news093.jpg

メディア総接触時間、「携帯電話/スマートフォン」が「テレビ」を上回り首位に
博報堂DYメディアパートナーズによる、生活者のメディア接触の現状を捉える年次調査の結...