人の心理を狙うところがビジネスメール詐欺(BEC)の厄介な点だ。オハイオ州の聖アンブローズカトリック教会区の事例やギフトカードをだまし取る事例を通じて、BECの危険性と対策を学ぼう。
ビジネスメール詐欺(BEC)は、標的の企業の従業員に詐欺メールを送り、金銭をだまし取る攻撃手法だ。第1回「トヨタの自動車製造を遅らせる――トヨタ紡織を脅したサプライチェーンBECとは」に続き、実際に発生したBECの事件例を紹介する。
オハイオ州の聖アンブローズカトリック教会区(Saint Ambrose Catholic Parish)は、2019年にBECで175万ドルをだまし取られた。米連邦捜査局(FBI)の捜査によると、攻撃者は同教会区と取引のある建設会社Marous Brothers Constructionを装って同教会区に電話をかけた。そこで「決済情報を最近変更した」「過去2カ月分の経費が支払われていない」と虚偽の主張をした。
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クラウドやIoTなど、デジタルテクノロジーの急速な進化に伴い、企業の機密データに対するリスクも飛躍的に高まることになった。サイバーセキュリティを取り巻く環境が複雑化する中、有効な対応策として注目されているのがXDRだ。
最新のサイバー攻撃に即座に対応するためには、SOCを従来の在り方から変革することが重要になる。しかし、何をすればよいのか分からないという組織も多い。そこで本資料では、現在のSOCが抱えている5つの課題とその解決策を紹介する。
サイバー攻撃が巧妙化し、セキュリティチームとSOCは常に厳戒態勢を取り続けている。さらにデジタルフットプリントの拡大に伴い、セキュリティデータが絶え間なく往来する事態が生じている。このような状況に対応するには、SOARが有効だ。
リモートワークの増加に伴い、組織は、SD-WANやZTNAなどを導入したが、現在はこれらのレガシー技術が、コストやセキュリティの面で新たな課題をもたらしている。これらの課題を解決するための手法として注目したいのが、SASEだ。
「支社や拠点の増加」「従業員とデバイスの分散」「IoTデバイスの爆発的な普及」などの要因により、サイバー犯罪者にとってのアタックサーフェスが著しく拡大した。こうした中で、企業が自社の環境を効果的に保護する方法を解説する。
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