Windowsの「回復パーティション」を削除する簡単な方法ディスク容量の拡張が必要になるとき

Windowsの「回復パーティション」がディスクの容量を圧迫する要因になることがある。通常の操作で回復パーティションを削除することはできないが、特定の手順によって削除できる。どうすればよいのか。

2021年07月10日 05時00分 公開
[Cameron McKenzieTechTarget]

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 LenovoのノートPCであれASUSTeK Computer(ASUS)のデスクトップPCであれ、「回復パーティション」は隠されている可能性が大きい。回復パーティションは、「Windows」を出荷時の状態に戻すためのデータを保存している。

 回復パーティションの存在は通常であれば問題にならない。ただし、例えば大容量のシステムクローンを作成する場合は、回復パーティションを削除しなければCドライブ(システムパーティション)を十分に拡張できない。

回復パーティションを削除する具体的な手順

 残念ながら、Windowsの回復パーティションは簡単に削除できない。標準的なパーティション(ディスクを分割した単位)であれば、Windowsの「ディスクの管理」を開き、該当するパーティションを右クリックして「削除」を選択すれば済む。だがこのやり方は回復パーティションに対しては利用できない。その代わりに、ディスクを管理する「diskpart」のコマンドを幾つか実行する必要がある。

 回復パーティションを削除するには、「Windows 10」であれば検索バーかコマンドプロンプトに「diskpart」と入力し、以下のコマンドを順に実行する。

  1. list disk
    • コンピュータ内の全てのディスクと、対応するディスク番号を表示する。以下は操作対象のディスク番号が「0」の場合を想定する。
  2. select disk 0
    • ディスク番号が0のディスクを選択する。
  3. list partition
    • 選択したディスク内のパーティションと、対応するパーティション番号を表示する。以下は回復パーティションのパーティション番号が「3」の場合を想定する。
  4. select partition 3
    • パーティション番号が3のパーティションを選択する。
  5. delete partition override
    • 選択したパーティションを削除する。

 手順「2」と「3」で指定するディスク番号とパーティション番号は、ユーザー自身のPCの設定によって異なる。

 この手順で回復パーティションは削除できる。

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