Gilead Sciencesは新型コロナウイルス感染症の影響で、社内外のコミュニケーションを「Zoom」のWeb会議に置き換えた。同社は次の展開として音声クラウドサービス「Zoom Phone」の導入を進めている。その理由は。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の中で、企業はコミュニケーション技術への投資を見直し、テレワークとオフィスワークのハイブリッド状態を長く続けられるかどうかを検討する必要に駆られた。その結果として一部の企業はITインフラを簡素化し、メインのベンダー1社を決めてツールを連携させ、標準化することでIT担当者の管理性と従業員にとっての選択の幅を確保しようとした。
Web会議ツール「Zoom」を提供するZoom Video Communicationsで、「Zoom Phone」の責任者を務めるグレーム・ゲッディーズ氏は「ZoomのユーザーにとってZoom Phoneを利用するメリットは、このシステムがZoomと共通するインフラを使用していることだ」と説明する。Zoom Phoneは、従来のPBX(構内電話交換機)と同等の機能を備える音声クラウドサービスだ。Zoomと同じデータセンターで稼働し、PSTNを利用できる点で、Zoom PhoneはZoomの延長線上にある。
本連載は2021年5月に音響メーカーEPOS Groupが開催したオンラインイベント「Enterprise Connect Virtual」における講演を基に、Zoom Phoneの導入事例を紹介する。
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