「Zoom」「Teams」「Webex」使うならどれ? Web会議ツールの選び方「安さ」は判断基準にならない?

Web会議ツール「Zoom」「Teams」「Webex」のどれを使うかを決める際、利用料金は重要な選定ポイントにはならないと専門家は指摘する。何を基準に選べばよいのか。

2020年10月16日 05時00分 公開
[Luke O'NeillTechTarget]

 代表的なWeb会議ツールに、Zoom Video Communicationsの「Zoom」やMicrosoftの「Microsoft Teams」、Cisco Systemsの「Cisco Webex」がある。これらのWeb会議ツールの導入を検討するときは、ユーザー企業は「自社の業務内容と投資計画、5年後の目標を明確にする必要がある」と、ユニファイドコミュニケーション(UC)関連の調査を手掛けるKelCorでプリンシパルアナリストを務めるブレント・ケリー氏は説明する。

 「自社の業務や投資計画に重なる分野へ投資するベンダーを選ぶとよい。イノベーションは投資されている分野で生まれるからだ」とケリー氏は主張する。例えばMicrosoftとCiscoは、店舗や流通、製造、病院などの現場の担当者向けアプリケーションに加え、会議室で利用するデジタルホワイトボードやWebカメラなどのUCデバイスに投資している。一方でZoom Video Communicationsの投資分野には、チーム用の仮想ワークスペースやテレフォニー(電話による通信)がある。企業はZoom、Teams、Webexのいずれかを選択する上で、こうした投資分野やロードマップも考慮する必要がある。

 IT戦略コンサルティング会社PKE Consultingのプレジデント兼プリンシパルコンサルタントのフィル・エドホルム氏も、企業はWeb会議ツールの選定に当たり、自社の事業計画との整合性を考える必要があると話す。

料金よりも重要な“あの基準”

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...