Web会議ツール「Zoom」「Teams」「Webex」のどれを使うかを決める際、利用料金は重要な選定ポイントにはならないと専門家は指摘する。何を基準に選べばよいのか。
代表的なWeb会議ツールに、Zoom Video Communicationsの「Zoom」やMicrosoftの「Microsoft Teams」、Cisco Systemsの「Cisco Webex」がある。これらのWeb会議ツールの導入を検討するときは、ユーザー企業は「自社の業務内容と投資計画、5年後の目標を明確にする必要がある」と、ユニファイドコミュニケーション(UC)関連の調査を手掛けるKelCorでプリンシパルアナリストを務めるブレント・ケリー氏は説明する。
「自社の業務や投資計画に重なる分野へ投資するベンダーを選ぶとよい。イノベーションは投資されている分野で生まれるからだ」とケリー氏は主張する。例えばMicrosoftとCiscoは、店舗や流通、製造、病院などの現場の担当者向けアプリケーションに加え、会議室で利用するデジタルホワイトボードやWebカメラなどのUCデバイスに投資している。一方でZoom Video Communicationsの投資分野には、チーム用の仮想ワークスペースやテレフォニー(電話による通信)がある。企業はZoom、Teams、Webexのいずれかを選択する上で、こうした投資分野やロードマップも考慮する必要がある。
IT戦略コンサルティング会社PKE Consultingのプレジデント兼プリンシパルコンサルタントのフィル・エドホルム氏も、企業はWeb会議ツールの選定に当たり、自社の事業計画との整合性を考える必要があると話す。
デジタル広告の不正被害 年間推計1667億円超え
Spider Labsが「2023年アドフラウド調査レポート」を発表しました。
イーデザイン損害保険が「事故のない世界の共創」に向けて構築するデータ基盤
従来の自動車保険の在り方を根本から見直して新たな体験価値の提供に挑むイーデザイン損...
生成AIはGoogle検索をどう変えたのか?(無料eBook)
モダンマーケティングの最新トレンドを無料eBookにまとめてお届けするこのシリーズ。今回...