さまざまな理由で古い「COBOL」プログラムを使い続ければならない組織は、COBOLとどう向き合っていけばよいのか。「COBOLそのものが変わればよい」という考え方もあるが、それは根本的な解決策になるのか。
「COBOL」は古くから基幹システムなど重要なシステムを支えるプログラムの開発に用いられてきたプログラミング言語だ。レガシーなCOBOLプログラミングをそのまま稼働させ続けることはリスクを伴う。システム刷新のために「プライベートクラウド」(リソース専有型クラウドインフラ)など、新しいインフラにCOBOLプログラムを移行させることを検討する組織もあるだろう。
組織はCOBOLプログラムのインフラ移行に付随する問題にも目を向ける必要がある。COBOLプログラムの担当者はたいてい、退職が迫ったベテランの従業員だ。そうした従業員は、業務システムと自社の事業に関する膨大な経験により、高い精度でピンポイントにプログラムを変更できる。
問題はCOBOL業界で新人が育成されていないことだ。大学や専門学校でCOBOLを教えるところは多くないだろう。COBOLは「昔からのIT業務でしか利用されない“死んだプログラミング言語”」になった。
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ビジネスに生成AIを利用するのが当たり前になりつつある中、ローコード開発への活用を模索している組織も少なくない。開発者不足の解消や開発コストの削減など、さまざまな問題を解消するために、生成AIをどう活用すればよいのか。
急速に変化する顧客ニーズに応えるような適切な製品を継続的に提供するためには、より多くのアプリを生み出す必要があるが、そのための開発者が不足している。そこで注目されているのが、生成AIやローコード開発プラットフォームだ。
エンジニア組織にとって開発の生産性を向上させることは重要な課題だ。しかし、「ボトルネックの特定が難しい」「変更のリードタイムが伸びている」などさまざまな課題が付いて回る。このような状況を解消するにはどうすればよいのか。
DXの推進が叫ばれる中、その中核を担うソフトウェア開発の現場では、IT人材不足をはじめとする5つの課題が顕在化している。それらを解消し、ソフトウェアの品質を高める方法として注目されるのが、ソフトウェアテストの外注だ。
ソフトウェア開発ではテストを、開発エンジニアが自ら担当するシーンが散見される。ただ、専門知見を持たない人材が我流でテストしていては、開発品質の担保が難しくなる。この問題の解決には第三者によるテストが重要だ。
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米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
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