2011年10月31日 09時00分 UPDATE
特集/連載

医療現場で役立つiPad/iPhone対応システム:ユー・アイ・エス問診入力を楽にするiPad対応問診システム「Medical TQ」

医師が診断の手掛かりを得るため、診察前に患者は現在の病気の経過や状況、家族の病歴などに関する問診票に回答する。大切なことだとは分かっているものの、その記入を面倒だと感じたことはないだろうか。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

 医療の現場では、在宅医療や救急医療などの院外診療にも対応する携帯電話スマートフォンといった汎用的なモバイル端末が導入されつつある(関連記事:スマートフォンの利用で患者治療の効率はどう改善されるか)。また、電子カルテシステムにはモバイル端末と接続が可能な製品も登場している。その中でも、特にiPadiPhoneを利用する医療現場が増えている。現在、iPad/iPhone用医療関連アプリケーションは患者情報や医療画像、医学教育、薬剤参照など4000種類以上存在する。

 本連載では、そうした医療現場で使えるiPad/iPhone対応システムやアプリケーションを紹介する。今回はユー・アイ・エスのiPad対応問診管理システム「Medical TQ」を取り上げる。

問診に関するさまざまな負荷を軽減

photo ユー・アイ・エスの伊藤氏

 Medical TQは、2011年6月に販売を開始したクリニック向け問診管理システム。来院患者の受付から問診票の回答、医師への回答結果の情報伝達までを電子化することで、一連の業務の効率化を支援する。

 ユー・アイ・エス 取締役 企画・営業担当 伊藤則幸氏は「従来の紙ベースによる問診業務の負荷を軽減することを目的として開発した」とし、問診業務では以下のような課題があると説明する。その上で「Medical TQを導入すると、クリニックの問診業務における作業負荷と来院患者の入力負担などを減らすことができる」と語る。

紙ベースの受付問診業務における主な課題

  • 問診用紙の印刷コストや手間
  • 保管スペースの問題
  • 質問事項のフォーマット変更の手間が掛かる
  • 用紙の文字が見づらいと感じる患者への負担
  • 問診内容を電子カルテに手入力で転記する作業
  • 診察室に案内するまでに時間がかかる

クラウドベースの問診システム

 Medical TQを導入した場合の問診業務の流れを紹介しよう。まず来院患者の受付時にiPadを貸し出し、患者自身が問診項目に回答する。その問診結果はクラウドサービスのデータセンターに保存され、インターネットに接続した端末の管理用Web画面で問診結果を表示したり、貸し出したiPadの管理などを実施する。医療スタッフは問診結果をシステムに転記するといった作業の手間が省ける。また、問診票の内容をPDF形式で出力したり、電子カルテなどの他システムに連動させることで診察室にいる医師と情報共有を行う。

photo Medical TQの管理画面

photo iPadの問診開始画面

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