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27歳と47歳、メインフレームに魅了される2人のエンジニアが語ること(1/2 ページ)
47歳のメインフレームプログラマーが部署の中で最年少だとしたら、もっと努力をして若いIT担当者をメインフレーム関連の仕事に引き込む必要があるのではないだろうか?
アンドレ・シュライバー氏は、Microsoftの「Windows Server」などに携わるIT担当者になると信じて育った若者だ。
現在、27歳のシュライバー氏はIBMのメインフレーム「System z」のトランザクション処理用ミドルウェア「Customer Information Control System」(CICS)のプログラマーとして働いている。
シュライバー氏も彼の友人もWindowsのことは知っていたが、メインフレームは全く未知の世界だった。初めてメインフレームを使ったとき、「メインフレームに関わる仕事がしたいと強く感じた」と同氏は振り返る。
シュライバー氏は、ドイツのニュルンベルグにあるSparda Bank GroupのITサービス プロバイダーであるSparda-Datenverarbeitungでシステムプログラマーとして働いている。こういう人にこそ、System zを製造したIBMが「徐々に世代交代が進んでいるメインフレームに対する興味を持ってもらいたい」と考えそうな典型的なIT担当者だ。
「10年ほど前から、このような傾向が見られるようになった」とIBM Worldwide z Systemsクライアントスキルリーダーのクリスティ・ジョイ・シュローダー氏は語る。IBMはさまざまな活動の中でもとりわけ、ハンズオンラボやワークショップを主催したり、単科大学や総合大学と手を組んでSystem zのスキルを習得するカリキュラムを作ったり、ユーザーを世界中のトレーニングプロバイダーに誘導するなど、シュローダー氏が言うところの「アカデミック分野における先導」を実施して、System zのスキル発展を支援してきた。
IBMはSystem zのスキルアップに関する取り組みの一環として「メインフレームコンテスト」を開催している。このコンテストには、これまでに70カ国から1万1000人の中高生、ガールスカウトや4Hクラブのメンバー(※)が参加している。この3部構成のコンテストに参加するのに、メインフレームプログラマーの経験やスキルは必要ない。受賞者はニューヨークのポプキシーに招待され、System zのテストを行っているフロアや製造施設を見学し、IBMの経営幹部と直接話ができる。
※注:「4Hクラブ」とは、米国農務省の管轄下にある若手農業者のボランティアグループ。日本では「農業青年クラブ」と呼ばれている。農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hands)を磨き、科学的に物を考えることのできる頭(Head)の訓練をし、誠実で友情に富む心(Heart)を培い、楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)を増進するという、同クラブの4つの信条の頭文字から4Hと称している。
「大切なのはメインフレームの存在を知ってもらい、スキルを伸ばしてもらうことだ」とシュローダー氏は言う。
IBMはメインフレームだけでなく、メインフレームプログラマーの生き残りに強い関心を持っている。米国の大手企業の中にはメインフレームで重要なアプリケーションを実行している企業もあり、IBMの援助なしでは若くて優秀な人材を確保するのは困難だろう。
「IBMと提携している多くの学校では、卒業前に全ての学生の就職先が決まっている。主要なクライアントは、学生が優秀であることを知っているため、彼らを引き抜くのだ」(シュローダー氏)
多くの大学卒業予定者にとって就職できること事体が功績となっているが、引き抜かれた学生は高い給料も手に入れることができる。なお、年収は大抵7万ドルくらいからとなっている。
実際のところ、System zのスキルを持っている学生ではなく、コンピュータサイエンスの学位を持ち、学習と問題解決に意欲を持って取り組む大学卒業予定者の採用を希望する企業が存在する可能性もある。
「クライアントは自社で退職者が出ていることを把握しているが、代わりになる人材の採用活動を始めていない。大学と連携して、早急にパイプラインを作り始める必要がある」とシュローダー氏は述べる。
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