2017年03月30日 08時00分 UPDATE
特集/連載

IP電話、モバイル、音声チャットでは気にならない置き去りにされたビジネスの“音質”問題――音声通話はもはや主役ではない?

音声コミュニケーションは、音質が重要な要件の1つだった。しかし、コンシューマー市場の変化によってその要件が変わりつつある。

[Jon Arnold,TechTarget]
UCマジッククワドラント(出典:ガートナー、2016年7月)《クリックで拡大》

 高品質の音声コミュニケーションは基本要件の1つだが、品質に対する考えは人それぞれで、使う環境にも左右される。

 企業がコラボレーション環境を構築するためにVoice over IP(VoIP)やユニファイドコミュニケーション(UC)への移行を検討するとなると、音質に関する問題は一層複雑だ。ある程度の妥協も必要になってくる。

 これまでずっとPSTN(公衆交換電話網)の誇りは音質の高さだった。企業にとっても通話品質は長い間、重要な要件の1つだった。初期の携帯電話サービスの音質が悪かったことや、パブリックインターネットを使ったベストエフォート型サービスのVoIPの音質が低いことも、音質重視の志向を強める要因となった。

 まだ技術的に新しかった携帯電話サービスは非常に高額だったし、VoIPはコンシューマー向け技術と考えられていたため、どちらも当時はビジネス用として受け入れられるものではなかった。

 これらの技術が成熟して状況は変わった。だが変わったのは技術だけではない。ありとあらゆるアナログ音声がデジタル化され、音楽を持ち歩けることが音質より重要になった。このこととUCや音声コミュニケーションは無関係に思えるかもしれないが、実はそうとも言い切れない。

時代の変化と優先順位の変化

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news075.jpg

インティメート・マージャー、B2B向けリードジェネレーションツール「Select DMP」の提供を開始
インティメート・マージャーは、B2B向けのリードジェネレーションを目的としたニーズ検知...

news071.jpg

サイバーエージェント、サイト滞在時間を最大化するDSP「Skyrocket」を提供
サイバーエージェントは、サイト滞在時間を最大化するDSP「Skyrocket」の提供を開始した...

news023.jpg

2018年上半期、テレビで最も長時間話題になったのは「北朝鮮情勢」(181時間56分14秒)――エム・データ調べ
エム・データは、「2018年上半期TVニュースランキング」を発表しました。