付録「今、買う価値のある3製品はこれだ」
3年後も現役で使えるタブレットを選ぶ3つのコツ
高価なタブレットPCを購入しても1年後には旧モデルに……。このような状況は避けられないが、できれば最新OSを導入して長く使いたい。長く使えるタブレットを選ぶコツと、今買っても長く使える3製品を紹介する。
良いタブレットは安くない。そこで人々は長く使えるものを買おうとする。だが、ずっと愛用できるデバイスの選び方にはコツがある。
まずは最新のソフトウェアが動き、少なくとも3年間、まずまずのパフォーマンスを発揮できるものを見つけることが肝心だ。
1. ハイエンドに的を絞る
コンピュータの進化はとどまるところを知らない。2014年のハイエンドのフラッグシップモデルは、1年後くらいにミッドレンジモデルにスペックで追い付かれ、その次の年にはエントリーレベルデバイスにも並ばれ、やがてすっかり陳腐化してしまう。3年後も確実に現役として使えるタブレットを買う最良の方法は、ハイエンド製品から選ぶことだ。
現在のローエンドモデルは実にお買い得だが、それはほんのつかの間のこと。ローエンドモデルはハイエンドモデルよりはるかに早く陳腐化するからだ。ハイエンドモデルを買う方が初期費用が高くつくが、長い目で見ればそれだけの価値はある。タブレット購入は投資であり、“安物買いの銭失い”は避けたい。
2. 最新OSの提供で評判の良い企業を選ぶ
将来にわたって全てのサードパーティーアプリケーションを利用できる環境を確保するには、タブレットOSの最新版を入手できることが肝要だ。だが、その入手プロセスはクライアントPCのOSほど単純ではない。多くの場合、新バージョンはOSの開発元ではなく、デバイスメーカーから提供されることになっている。このため、OSのアップグレードの提供について評判の良い企業のタブレットを購入することが重要だ。
米Appleには、「『iOS』の新バージョンを既存の『iPad』向けにも提供してくれる」という信頼感がある。米Microsoftも「Windows」のアップグレードの提供に関して非常に信頼できることが分かっている。「Nexus」ブランドのデバイスの購入者も、米Googleから数年間、「Android」のアップグレードがタイムリーに提供されることを当てにできる。
韓国Samsung Electronicsは大抵の場合、同社のタブレット向けにAndroidの新バージョンを提供するが、そのタイミングは通常、GoogleによるAndroidの新バージョンのリリースよりも遅れる。米Amazonやソニーも同様だ。しかし、他のAndroidデバイスメーカーについては、同OSの新バージョンの提供を同じように当てにできるとは限らない。安価なモデルでは特にそうだ。いずれにしても、Nexus以外のタブレットでは、Androidの最新アップデートが2年間以上提供されることはめったにない。
また、OSのアップデート提供で評判の良い企業でも、アップグレードやパッチをいつまでも提供するわけではなく、提供終了へのカウントダウンは、製品の購入日ではなく、発売日から始まることに留意しよう。購入時点で発売から既に1年が経過しているタブレットは、陳腐化がもうかなり進んでいる。つまり、新しい方が良いということだ。
3. 下調べをする
新しいタブレットの購入を考えている人は、最新のニュースやうわさをチェックし、近いうちに後継機が出てきそうかどうかを見極めなければならない。高価な新しいデバイスを買って数週間後に、もっと新しい改良モデルが発売されることほどがっかりすることはないからだ。
そんな羽目に陥らないための一番の方法は、最近リリースされたものを買うことだ。技術は常に改良されており、前年の最先端モデルが間もなく、より良いものに取って代わられようとしていることはほぼ確実だ。欲しいタブレットの上位モデルが数週間後に発売されるなら、それを待とう。その方が買ってから長持ちするからだ。
長く使えるベストタブレット3選
現行のタブレットの中から今後何年も重宝しそうなお勧めのものを紹介しよう。
Apple「iPad Air 2」
2014年10月に発売されたばかりの最新のフラッグシップiOSタブレット。もともと速かった従来モデルよりもさらに高速なパフォーマンスを提供する一方で、よりスリムになっている。このモデルは、数年間にわたってOSのアップグレードが提供されるのは間違いない。また、2017年以降も現役として使えるだけの機能とスペックを備えている。
だが、1つ注意すべきことがある。「Appleがビジネス市場向けの12インチタブレット『iPad Pro』を2015年にリリースする準備を進めている」とのうわさが流れていることだ。
Microsoft「Surface Pro 3」
この12インチWindowsタブレットは2014年夏に発売された。だが、少なくともあと半年はMicrosoftタブレットの最新モデルだろう。その性能から見て、次期Windows「Windows 10」も実行できると予想されるため、後継機の発売後もまずまず満足のいく使い方ができるだろう。ただし、米Intelの「インテル Core i3 プロセッサー」を搭載するモデルよりも、「Core i7」搭載モデルを選ぶ方が安全だ。
iPadと同様に、「Microsoftは2015年に、『Surface Pro 4』で13インチか14インチのモデルを投入するかもしれない」とのうわさがある。
Samsung「Galaxy Tab S 10.5」
われわれはこのデバイスについて、優れたディスプレーと素晴らしいパフォーマンスのおかげで、「現在販売されている中でベストなタブレット」と評している。SamsungはOSのアップグレードを一部のライバルほど迅速には提供しない。それでも今後数年間は、このタブレットの使い勝手はあまり損なわれないだろう。
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