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「マルチクラウド」徹底比較 選び方、お薦め製品は?

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、マルチクラウドに関する比較の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

クラウドサービスの利用方法「マルチクラウド」とは 長所と短所を解説

 マルチクラウドとは、2つ以上のクラウドサービスを利用することを指す。一般的にはAmazon Web Services(AWS)やMicrosoftといった複数ベンダーのIaaS(Infrastructure as a Service)を組み合わせることを表す。複数のSaaS(Software as a Service)やPaaS(Platform as a Service)を利用することを意味する場合もある。(続きはページの末尾にあります)

マルチクラウド関連の比較

ハイブリッド/マルチクラウドはもはや常識だ。今後はマルチクラウドを前提としたワークロード配置の最適化やコスト効率の向上をよりインテリジェントに実現するツールが重要になる。

2021年1月4日

マルチクラウド導入に対する企業の関心が高まっている。だが管理しなければならない不確定要素はあまりに多い。ほとんどの企業にとって有効活用はあまりに難しく、恩恵を受けるには至らないのが現実なのか。

2019年8月30日

マルチクラウド環境の導入を容易かつ効果的に管理する戦略が3つある。王道ではあるが、近年さまざまな製品、サービスの登場でその手間は著しく減っている。

2018年6月27日

企業がマルチクラウドを採用する理由

 マルチクラウドを採用する主なきっかけには、冗長性の確保やベンダーロックインへの懸念が挙げられる。価格競争力の高いクラウドサービスや、クラウドサービス独自の機能への需要なども理由となる。

 ユーザー企業がデータを特定の地域に配置しなければならない場合にも、マルチクラウドが役立つ。データの配置先を複数のIaaSの、複数のデータセンターから選べるようになるためだ。データ配置先の選択肢を広げることは、データをできる限りエンドユーザーに近い場所に配置することを可能にする。適切なデータ配置先を選択すれば、アプリケーションのデータ通信の遅延を最小限に抑えることができる。

マルチクラウドコンピューティングの一般的用途

 マルチクラウドにより、ユーザー企業はさまざまなベンダーの、さまざまなクラウドサービスを選択して利用できるようになる。アプリケーションによって適しているIaaSが異なる場合は、この利点が特に役立つ。

 例えば、あるIaaSは「対象のデータ量は少ないものの、単位時間に大量に発生する処理」を高速に実行できる一方で、別のIaaSは「対象のデータ量は多いものの、単位時間にわずかしか発生しない処理」を高速に実行できる場合がある。ビッグデータ分析ツールや機械学習などのサービスを、競合他社よりも幅広くそろえることを売りにするクラウドベンダーも存在する。

マルチクラウド戦略の長所と短所

 マルチクラウドには幾つかの長所がある。例えば

  • ベンダーロックインを回避しやすくなること
  • 自社の事業や利用する技術に合わせて最適なクラウドサービスを見つけやすくなること
  • 冗長性を向上させやすくなること

などが挙げられる。

 短所もある。例えば大抵のクラウドベンダーはボリュームディスカウントを提供しており、ユーザー企業は特定のクラウドサービスのライセンスを多く購入するほど、ライセンス単価が下がる。1社のクラウドサービスを集中的に利用しないと、ボリュームディスカウントを最大限に受けるのは難しくなる。

 ITスタッフは、複数種類のクラウドサービスやクラウドベンダーに関する専門知識が必要になる。マルチクラウドはデータがクラウドサービス間を移動するため、アプリケーションの管理方法が複雑になる場合がある。

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