2020年03月24日 05時00分 公開
特集/連載

「ニッチクラウド」と「ハイパースケールクラウド」の4つの違いとは?“専用”と“汎用”のクラウド比較【前編】

比較的小規模な「ニッチクラウド」と大規模な「ハイパースケールクラウド」にはそれぞれメリットとデメリットがある。どちらのクラウドが適しているかを判断するための4つのポイントを紹介する。

[Chris Tozzi,TechTarget]

 「パブリッククラウド」という用語で、多数のサービスを提供する大規模なクラウドベンダーをイメージする人は少なくない。しかしあまり知られていないもう一つのタイプのパブリッククラウド「ニッチクラウド」もある。ニッチクラウドは、特定の用途で利用するとより効果的だ。

 「専用クラウド」や「単一目的クラウド」とも呼ばれるニッチクラウドは、単一のサービス、あるいは一つの用途に適したサービス群の提供に特化している。これらのクラウドは「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」(Azure)、「Google Cloud Platform」(GCP)など、幅広い用途に対して汎用(はんよう)的に数多くのサービスを提供するハイパースケール(大規模)クラウドよりも自社のニーズに合っている場合がある。

 クラウド戦略を策定する際、企業のIT管理者や開発者は、さまざまなニーズを網羅するハイパースケールクラウドか、特定のニーズを満たすニッチクラウドのどちらかを選ぶ必要がある。ただしこの両方を組み合わせることもできる。

 3回にわたる連載の前編に当たる本稿でまず紹介するのは、ニッチクラウドとハイパースケールクラウドのどちらを選ぶかを判断するためのポイントだ。

 パブリッククラウドの選択を一様に左右する単純な基準はない。企業はクラウドで管理するシステムとデータに適した選択肢を検討する際、各クラウドサービスの特性を詳細に知る必要がある。ニッチクラウドとハイパースケールクラウドを選ぶ際に重要になる4つの主要な要素を以下に示す。

1.コスト

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