Amazon Web ServicesやWindows Azureは、それぞれのユーザーがクラウドサービスのパフォーマンスを管理するための手法や情報を提供している。
前編「パブリッククラウドのパフォーマンスを監視するオンラインリポートツールの利用」ではパブリッククラウド型アプリケーションのパフォーマンスを監視するためのオンラインリポートを紹介した。だが、オンラインリポートを利用するだけではパフォーマンス監視には不十分だ。パフォーマンスログをダウンロードして分析したり、アラームの通知やグラフィカルリポートの提供を行ったりできるオンプレミスの診断管理ツールも、購入するか、開発しなければならない。
米AmazonのAmazon Web Services(AWS)部門のようなIaaS(Infrastructure as a Service)プロバイダーは、インフラサービスとセットで各種の運用指標データを提供することに力を入れている。Windows AzureやSQL AzureのようなPaaS(Platform as a Service)でも、アプリケーションとそのコードに関する詳しい情報が提供されており、それらをカスタマイズすることも可能だ。
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