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導入事例:「電子カルテ」活用法をユーザーに聞く

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、電子カルテに関する事例の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

電子カルテ(EHR)とは 患者データを集約して適切な医療に生かす

 「電子健康記録」(EHR)とも呼ばれる「電子カルテ」は、患者の健康に関する個人データを指す。通常、電子カルテは医療機関の電子カルテシステム(EHRシステム)で管理する。患者がモバイルデバイスを使って自身の健康記録にアクセスすることを望むようになったことから、電子カルテの用途は広がりつつある。(続きはページの末尾にあります)

電子カルテ関連の事例

電子カルテの導入がうまくいかない理由は、紙カルテの業務フローが現場に残っているせいかもしれません。解決のヒントは「紙は残さない」「電子カルテ操作はクラークに任せる」「過去カルテの処分」です。

2017年1月30日

用途が広がりつつある電子カルテ

 電子カルテは患者の連絡先情報や医療機関の受診記録、加入保険に関する情報、現病歴/既往歴、予防接種履歴、処方箋の履歴などのデータを含む。電子カルテシステムは、テキストデータだけではなく医用画像の管理も可能だ。電子カルテを利用することで、複数の医療機関や医療従事者の間で、患者の情報の共有や更新が容易になる。患者に対して適切な医療行為を提供するために、電子カルテは役立つ。

 患者データを電子カルテシステムに集約することで、そのデータを公衆衛生管理や医療制度の品質向上に役立てられる可能性がある。電子カルテの標準化を進めることで、医療行為の質の向上や医療従事者の業務効率化を目指す取り組みを、政府主導で実施している国もある。

電子カルテは今後どのように進化するのか

 電子カルテシステムには、まだ改善の余地がある。具体的には、医療機関が抱える以下の課題を解決するための機能の追加が挙げられる。

  • データ入力の負担軽減
  • 各患者に関する全てのデータに基づいた分析
  • 患者エンゲージメント(患者との結び付き)の向上
  • 精密医療や遠隔診療の実現
  • データの扱い方の透明性の向上
  • 「患者中心の治療」の推進
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