電子カルテベンダー諸君、「レイアウトデザインは二の次」を今すぐ改めよJ-SUMMITS 連載コラム「電気羊はユーザーメードがお好き!?」

電子カルテの処理能力は、技術の進化により確実に向上している。しかし、ことデザインに関しては、一昔前のコンセプトを引きずっているように思える。

2015年04月03日 08時00分 公開
[松波和寿日本ユーザーメード医療IT研究会]

 医療現場における電子カルテの導入や利用に関するエッセイ集『電子カルテは電気羊に食べられる夢を見るか』(加藤 五十六 著)を題材に、「日本ユーザーメード医療IT研究会」(J-SUMMITS)のメンバーが、現場が抱える課題の解決策をリレー形式で提案する本連載。今回は、電子カルテのレイアウトデザインを取り上げる。

 電子カルテに限らず、エンドユーザーがアプリケーションで目にするのは、いわゆるユーザーインタフェース(UI)に限られる。その裏でCPUがどれだけ働いていようが、どれだけ複雑なプログラムが走っていようが関係ない。重要なのは「見やすさ」「操作性」「処理性能(クエリが終了するまでの時間)」だといえる。加藤先生は、エッセイの中で電子カルテのデザインやサインの重要性と難しさについて興味深く書かれている。

ユーザーの生産性を大きく左右するレイアウトデザイン

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...