相武台脳神経外科が構築した電子カルテ 「開発しながら運用」がもたらす満足度とは「FileMaker」ベースの電子カルテ(1/2 ページ)

相武台脳神経外科は2014年に、開院当初に利用していた電子カルテから、新しいシステムとして「FileMaker」ベースの電子カルテ「ANNYYS_Developer版」へ移行した。その選定理由とは。クリニック院長に聞いた。

2017年06月20日 05時00分 公開
相武台脳神経外科 相武台脳神経外科

 相武台脳神経外科は、2011年に開業した神奈川県相模原市に所在するクリニックだ。同クリニックは2014年に、開院当初に利用していた電子カルテから、新しいシステムへの移行を経験した。

 医療機関にとって、使いやすい電子カルテを選定することは重要な課題だ。しかし同じ電子カルテを長く愛用していても、いずれはリプレースを検討する場面が訪れる。その理由は、ハードウェアの故障や不具合はもちろん、モバイルやクラウドといった進化の早いITトレンドへの対応など、さまざまだ。当然ながらシステムの入れ替えは費用がかかり、スタッフにも大きな負担がかかる。「こんなはずじゃなかった」という思いを抱かないためにも、綿密な準備と計画が必要になる。

 同クリニックが電子カルテの乗り換えを決意した、いきさつは何だったのだろうか。乗り換えの前後で現れた課題に対し、どのように取り組んだのか。院長の加藤貴弘氏に話を聞いた。

相武台脳神経外科の概要

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...