Perplexityは、単なる検索エンジンにとどまらず、幅広い用途に活用できるAIツールだ。代表的な活用例を7つ紹介する。
AI(人工知能)ベンダーPerplexity AIが提供するAI搭載型の検索ツール「Perplexity」は、一般的には「検索エンジン」として知られているが、実際はコンテンツ生成をはじめとする幅広いタスクをこなすことができる。その代表的な7つの活用例を、具体例を交えながら紹介する。
Perplexityは基本的な質問から、複雑な推論を要する質問まで、チャット形式で回答できる。
例えば「セレーナ・ゴメスは誰?」と尋ねると、数秒以内に彼女の人物像、音楽活動、最近の取り組みなどを数段落にわたって解説し、情報源となるリンクを提示してくれる。「セレーナ・ゴメスの代表的な映画、テレビ出演作は?」といった追加質問も提案してくれる。
学生などが複雑なテーマを学習する際に、Perplexityに対する質問を重ねながら理解を深めることができる。「Deep Research」のような高度な推論を伴う検索機能を使えば、AIモデルが独自にテーマについて調査し、詳細なレポートを作成してくれる。ファイルのアップロード機能や、過去の質問履歴をフォルダで整理する機能もあり、調査プロセスを効率化できる。
Perplexityの自然言語処理(NLP)機能により、長文および複雑な文書を要約できる。
例えば、パラリーガル(法律事務職員)がPerplexityを活用することで、法的文書や判例法を要約できる。ファイルアップロード機能と組み合わせると、Web上では入手できない文書も取り込んで要約させることができる。
Perplexityを活用することで、テキストをある言語から別の言語に翻訳できる。
例えば、英語のフレーズや文章をフランス語に翻訳するよう依頼すると、訳文だけでなく、単語ごとの意味や表現についても補足しつつ解説してくれる。
Perplexityの生成機能を活用して、新しいコンテンツを生成できる。例えば、創作的な文章、画像、音楽、ソースコード、手紙、ビジネス文書など、幅広いメディア形式のコンテンツを生成可能だ。有名な美術作品の画像をアップロードして、「この作品からインスピレーションを受けた歌詞を作って」と依頼することも可能だ。
以下のような幅広い種類の市場調査にPerplexityを活用できる。
プッシュ通知機能を活用すれば、自身の関心に合わせた市場情報をリアルタイムで受け取ることも可能だ。米国在住のユーザー向けには「Buy with Pro」という価格比較ツールを提供しており、商品の検索から購入までを支援する。
ファイルアップロード機能や、社内ドキュメント検索機能「Internal Knowledge Search」機能を活用することで、社内データとWebデータを組み合わせた分析が可能だ。
例えば、中小企業のオーナーが過去の営業資料をアップロードし、現在の市場トレンドと併せてPerplexityに分析させることで、オリジナルの営業提案を作成できる。
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