質の高いプレゼンテーションを簡単に
PCもパワポも不要、iPadで“スマート”なプレゼンを実現する珠玉のアプリ9選(1/3 ページ)
資料作成から発表、共有までプレゼンテーションはiPadだけあれば十分。ビジネスの生産性を高める優れたアプリを紹介しよう。
スリムなデザインや長いバッテリー持続時間、便利さから、米Appleの「iPad」は出張やミーティング、プレゼンテーション用のポータブルコンピュータとしてますます人気を呼んでいる。プレゼンテーションツールとしてのiPadはノートPCよりも使って楽しく、プレゼンテーションを共有するのも簡単だ。
本稿では、ビジネスプレゼンテーションや、講義・講演、学校の授業用などのプレゼンテーションをiPadで作成、提供するためのさまざまなアプリを見ていく。どのアプリもそれぞれ秀逸だ。
Keynote
| 価格 | iPadの最近のモデルでは購入者は無料でダウンロード可能 |
|---|---|
| 備考 | iOS 8.0以降が必要 |
「Keynote」は、「Microsoft PowerPoint」と真っ向から競合するApple製アプリ。「Keynoteは、モバイルデバイスのためにつくられた、最もパワフルなプレゼンテーション用アプリケーションです」。iTunes Storeにはこんな宣伝文句が躍る。それは多分、本当だろう。
初めて立ち上げると、とても興味をそそるウェルカム画面が表示され、その案内でスムーズに作業に入れる。プレゼンテーションの作成は、30種類ものテーマから1つを選ぶことから始まる。テーマには「ルネッサンス」「ショウルーム」「黒板」「クラフト」といったものがある。こうしたテーマに沿ったスライドデザインで仮に置かれているテキストと画像を自分のものに置き換え、作成を進める。
30種類以上用意されているトランジションにより、あるスライドから次のスライドへの切り替えにアニメーションを設定することもできる。例えば、ページめくりやキューブ、アナグラム(あるスライド上のテキストが次のスライド上のテキストに変化するときに、スライド上の個々の文字の順番が入れ替わるような効果でテキストが切り替わる)、ツイストといった見栄えのするエフェクトが利用できる。
KeynoteはApple製品であるため、「iPhone」や「Apple Watch」「iPod touch」からリモートでコントロールすることもできるように作られている。iPadなどをプロジェクターと接続し、こうした携帯端末からスワイプによってリモートでスライドを進めることが可能だ。また、Keynoteは「iCloud Drive」や「Handoff」など、Apple製品でおなじみの機能も数多くサポートしている。
全体的に、KeynoteはPowerPointよりもずっとシンプルで、オプションがはるかに少ない。それでも十分に魅力的なプレゼンテーションを作成できる。ほとんどの人が必要とする機能はカバーしているかもしれない。
Keynoteの最大の問題は互換性だ。PowerPointファイルをKeynoteにインポートすることはできるが、そのプロセスは不安定で当てにならない。このため、プレゼンテーションをPC上と同じ見栄えにするためには、きちんと“化粧直し”をしなければならない。
また、KeynoteがサポートしないPowerPointの機能もたくさんある。テキストオーバーフローへの対応がその1つだ(オーバーフローテキストが変換時に見えなければ、そのテキストは失われている)。
iPadでPowerPointプレゼンテーションを表示したいだけなら、Keynoteよりもっと良い方法がある。しかし、iPadでプレゼンテーションを一から作成し、提供したければ、Keynoteがうってつけだろう。
Easy Chart HD
| 価格 | 0.99ドル(120円) |
|---|---|
| 備考 | iOS 4.0以降が必要 |
「Easy Chart HD」はシンプルそのもの。棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、帯グラフを作成できる。グラフはきれいでカラフルだが、至ってシンプルだ。
このアプリは、作成したグラフをJPEGなどの画像フォーマットに変換でき、オフラインで動く。このため、外出先でプレゼンテーション用のグラフを作るのに利用できる。作成したグラフは、Keynoteプレゼンテーションなどで使ったり、それ自体を独立して見せたりすることができる。
では、グラフのデータはどうやって渡すのか。ユーザーがiPadでタッチスライダーを使って、手動で入力することになる。これがこのアプリの最大の欠点だ。データをインポートできず、全て手作業でこなさなければならない。
グラフを作る必要があり、数字とラベルを全て手入力しても構わなければ、Easy Chart HDで事足りる。ただしあくまで間に合わせでしかない。また、2012年から更新されておらず、新機能が追加されることはなさそうだ。
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