「Rust」のメリットとデメリット【前編】
「Rust」はなぜクラウドネイティブ開発者の間で大人気なのか?
クラウドネイティブなアプリケーションの開発者の間で、プログラミング言語「Rust」が人気を博している。Rustにはどのようなメリットがあるのか。
近年、クラウドベンダーや開発者の間でプログラミング言語「Rust」の人気が高まっている。Rustは比較的新しいプログラミング言語で、ハードウェアなどの低レイヤーの制御が可能だ。Amazon.comやMicrosoft、Dropbox、Discordといったベンダーはこの特徴を評価して、実験的にRustを使って製品を開発している。
Rustを利用する前に、クラウドサービスでの運用を前提にした「クラウドネイティブ」なアプリケーション開発におけるRustのメリットとデメリットを知っておくことは賢明だ。前後編にわたって、Rustの基本的な特徴を解説しよう。
Rustを「クラウドネイティブアプリ開発」で使うメリット
自動でメモリ領域を解放するメモリ管理技術「ガベージコレクション」を使用しない、独自のメモリ管理の仕組みを持つのがRustの特徴だ。これによってRustは、開発者がメモリへと安全かつ直接的にアクセスできるようにする。結果として限られたメモリを効率的に活用することが可能になる。
Rustの「コンパイラ」(ソースコードを実行可能ファイルに変換するソフトウェア)は、悪質なプログラムや誤ったプログラムを発見して排除する仕組みを組み込んでいる。こうした前倒しの処理により、生成するアプリケーションは極めて高速になる。
限られたリソースで、安全かつ高速にアプリケーションを動かすことは、クラウドサービスを効率よく利用して運用コストを抑えることにつながる。クラウドネイティブアプリケーションの開発者は、上記の特徴を評価して、Rustを好んで使うようになった。
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