マイクロラーニングを成功に導くヒント【後編】
「マイクロラーニング」はゲーミフィケーション、AI、モバイルでどう進化するか
マイクロラーニングは学習時間を短くすることで、研修の取り組みやすさや特定トピックの覚えやすさを高めている。L&D部門の取り組み方によっては効果をさらに高めることができる。その方法は。
中編「現場で撮ったスマホ動画も教材に 『マイクロラーニング』用教材の作り方」は、トピックを細かく区切って学習時間を短くした研修手法「マイクロラーニング」の導入を成功に導くヒント10個のうち、4つを紹介した。本稿は、残る6つを紹介する。
ヒント5.研修にゲーミフィケーションを取り入れる
マイクロラーニングには限らないが、ゲームの要素を取り入れる「ゲーミフィケーション」により、研修の人気が高まる可能性がある。コースを修了後にポイントを付与したり、累積ポイントを表示したりする掲示板(リーダーボード)を作成する。取得ポイント数を従業員同士で競い合う形にすれば、学習機会の増加につながる可能性がある。マイクロラーニング用教材を提供する従業員がポイントを受け取れるようにしても構わない。
ヒント6.人工知能(AI)技術を組み込む
企業が利用する研修サービスに人工知能(AI)技術が組み込まれているかどうかを確認する。組み込まれていれば、AI技術をマイクロラーニングにおける従業員向け教材提案に利用する。AI技術があれば、従業員が関心を持ちそうなトピックや成績が悪く再学習する必要のあるトピックなどを、データに基づいて従業員に提案できる。その結果、継続的な研修が可能になる。
ヒント7.モバイル端末からも受講可能にする
マイクロラーニングの教材をスマートフォンやタブレット、ノートPCなどの任意のモバイル端末で機能させれば、従業員はどこにいてもその教材を閲覧できる。テレワーカーやオフィス外で働く従業員が多い企業にとって、モバイル端末で利用できるマイクロラーニング教材は欠かせない。
ヒント8.従業員の成績を測定する
従業員のマイクロラーニングに関するデータを測定し、分析することは、企業にとって極めて重要だ。企業は従業員のコース修了率、コース修了にかかる時間、コースの共有率などを重点的に確認する必要がある。
ヒント9.複数の研修手法を組み合わせる
企業は、マイクロラーニングを唯一の研修方法にする必要はない。従来型のeラーニングや指導者による対面研修から始め、新たなスキルの強化や特定トピックの掘り下げなどにマイクロラーニング教材を利用することもできる。
ヒント10.従業員が関心を持つトピックの特定にマイクロラーニングを利用する
教材を細分化したマイクロラーニングでは、企業は利用履歴を分析することで、各トピックへの従業員の関心度を測定できる可能性がある。データを基に「注目を集めている」と判断できるトピックがあれば、次のステップとしてL&D担当者はそのトピックに関するより詳しい研修コースを用意するとよい。
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