2010年02月26日 09時00分 UPDATE
ニュース

NEWS日本HP、プライベートクラウド導入計画を半日で完成させるワークショップ

日本HPは、プライベートクラウド導入のコンセプトと実行計画を半日で策定できるワークショップサービスを開始した。

[荒井亜子,TechTargetジャパン]

 日本ヒューレット・パッカード(HP)は2月24日、プライベートクラウド導入を検討するユーザー企業に向けたコンサルティングソリューションとしてワークショップ「Cloud Discovery Workshop」(CDW)を発表した。

 CDWは、HPのプライベートクラウドにおけるコンサルティングソリューションの1つ。同ソリューションでは、ワークショップや質問形式、フレームワークを活用し、クラウドコンセプト・クラウド技術・クラウド実現プランを策定する。

画像 HPのクラウド実現ステップと提供ソリューション《クリックで拡大》

 CDWでは、9つの検討テーマで議論をしながら、クラウドサービス導入における検討課題や問題点、ゴールを明らかにし、解決の筋道としてロードマップを作成する。

9つのテーマ

  1. Setting The Scene(何をいつまで実現したいかの状況把握)
  2. クラウドの定義
  3. クラウドサービスの内容
  4. トランスフォーメーションジャーニー
  5. クラウドファイナンス/ROI
  6. クラウドインフラストラクチャ(データセンターなど)
  7. クラウドサービスマネジメント
  8. クラウドセキュリティと可用性
  9. 組織とガバナンス

 具体的には、HPのコンサルタントがファシリテーターを務め、HPのクラウド導入におけるナレッジが集約された参考資料(パネル)を参照しながら議論を展開していく。クライアントからの参加者は5〜8人。すべての参加者に発言をさせるため人数に上限を設ける。出た意見は、HPの書記が付せんに書き、ロードマップのフレームワークが書かれたボードに張っていく。ワークショップの時間は約半日。HPでCDWのコンサルタントを担当する宮原 猛氏は、「従来は、週1回ペースで数回の打ち合わせを要していた議論が、CDWならば半日で終わる。クラウドコンセプトと実行計画を早急に作れることが魅力」と話す。

画像 HP テクノロジーサービス事業統括 テクノロジーコンサルティング統括本部 ソリューションビジネス推進本部 宮原 猛氏

 宮原氏は、ユーザー企業のIT部門におけるプライベートクラウドのニーズについて「コスト削減、リードタイムの短縮を目的にプライベートクラウドを活用したい、もしくは社内システムをプライベートクラウド化したいというニーズは多くある」と説明する。また、これからのIT部門は「ユーザーの要求に応じて一からシステムを開発する“注文住宅型”から、既にあるサービスを選んで利用する“建て売りのマンション型”に対応していかなければならない」とし、クラウドでIT部門の役割が従来と大きく変わることを強調した。

一方で、クラウド化すること自体が目的になってしまっている企業が多い問題にも言及した。「どういうビジネスモデルを目指すのか、どういうクラウドコンセプトにするのかが抜け落ちている。クラウドは、コスト削減やユーザビリティ向上、ビジネスの変化への対応といったビジネスの課題を解決する手段の1つでしかない」(宮原氏)。CDWは、クラウドサービスプランを作成中、クラウド化すべきサービス・機能が分からない、クラウド化検討チーム内でクラウドに対する意識・理解がバラバラ、クラウド環境構築に必要なタスク・プロジェクトが分からないといったIT部門の人たちの課題に対処するサービスだという。

 価格はリポートなどオプションの有無で変わるため、個別見積もり。「数十万円から高くて100万円程度」(宮原氏)

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news054.jpg

アイレップ、フルファネルマーケティングを強化する分析システム「Per-SONAR Powered by Marketia」を提供
アイレップは、フルファネルマーケティングを強化する分析システム「Per-SONAR Powered b...

news008.jpg

Webサイトのスピード改善はUI/UX改善以上に効果あり――ゴルフルダイジェスト・オンライン担当者が断言
Webサイトの表示速度改善は離脱を減らしコンバージョンを増やすために取り組むべき重要課...

news008.jpg

佐藤尚之氏が語る、新規獲得が難しい時代だからこそ「ファン」を大切にすべき理由
これからのマーケティングが「ファンベース」であるべき理由とは何か。コミュニケーショ...