Windows 10デバイスが隙を突くかも
Androidデバイスが「iPhone」「iPad」にまだまだ勝てない“2つの理由”
企業向けモバイル市場において、米Googleは米Appleに後れを取っている。しかし断片化とセキュリティの懸念はありながらも、AndroidはiOSに対する唯一の競争相手としてその位置にとどまっているのも事実だ。
企業向けモバイル市場での優位性を懸けた戦いで、Androidの「断片化」と「セキュリティ」の懸念は、米Googleの歩みを遅らせている。
BlackBerryはいち早く市場のトップから陥落し、WindowsはスマートフォンメーカーにモバイルOSを無料で提供したにもかかわらず、周辺的な立場にとどまっている。このことは、Androidが米AppleのiOSに挑戦するベストポジションにいることを示している。セキュリティを強化した「Android for Work」発売などの最近の動きは、Googleがいかに本気で企業向け市場で前進しようとしているかを示している。
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断片化はAndroidデバイスの重大な問題だ。各メーカーは、他のAndroidデバイスとは異なる機能と構成オプションを提供することで、自社のデバイスをカスタマイズしている。全てのデバイスがAndroid 5.0で稼働しているとしても、管理者はベンダー独自のハードウェアとソフトウェアに対処しなければならない。
加えて、全てのAndroidアプリが同等に製造されているわけではない。韓国Samsung Electronicsのデバイスで動作するアプリは、「Google Nexus」デバイスで動作する同じアプリと同じ機能を提供しないこともある。iOSでは、大多数のユーザーが最新のバージョンを使用しているので、IT部門は管理のベースとなるOSを想定することが可能だ。対して、Androidデバイスでは、多くのメーカーやバージョンを考える必要がある。
組織がユーザーの利用するAndroidデバイスを制限するなら、管理者はデバイスの管理がもっと楽になるだろう。しかしそのような戦略は、組織の選択肢を制限し、従業員に受け入れられないだろう。
Androidの断片化とiOSデバイスのコストは、Windowsデバイスが企業向け市場へ大きく進出するための好機を提供するかもしれない。もし「Windows 10」が反対論者に勝ち、米Microsoftの芳しくないモバイルの歴史を乗り越えるなら、Windows 10デバイスは、Active Directoryの統合といったエンタープライズ機能をサポートし、とりわけ顧客を獲得することができるだろう。
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Androidのセキュリティの懸念は消えない
IT部門の多くの人がAndroidをマルウェアに狙われやすいと見なし、Androidデバイスを企業で使用するのは危険だと見ている。Androidデバイスを取り巻く統計データを考慮すると、別の方法で彼らを納得させるのは困難かもしれない。
加えて、Androidデバイスが世界で使われるモバイルデバイスの80%以上に相当すると仮定すれば、Androidがマルウェアのターゲットであることは驚くことではない。ほとんどのマルウェアは「Google Play」以外の出どころからダウンロードされたアプリから来ている。Googleによれば、ユーザーが会社のアプリストアからしかアプリをダウンロードしない場合、感染のリスクは最小限になる。 Androidの断片化は、問題をさらに悪化させるだけだ。「Samsung Approved for Enterprise(SAFE)」デバイスのサポートを制限するなど、どのAndroidデバイスが許可されるかを組織がきちんと指示するのでない限り、IT部門は、どのようなセキュリティメカニズムが利用可能か、またはどのようにすればデバイスが保護できるかということに対し、どうすることもできない。これが、ほとんどのIT部門がAppleの厳重にコントロールされたインフラストラクチャを好む理由だ。
問題があっても、ベンダーはAndroidを放棄することはできない。それは特に、進歩しているAndroid for Workや「Good for Samsung KNOX」といったプログラムのためである。多くのベンダーは、自社の将来は企業での採用に懸かっていると認識しており、セキュリティと管理を最優先事項にしている。
Windows 10の発売は、Microsoftの進出を助けることになるかもしれない。BlackBerryでさえ、「BlackBerry Enterprise Service 10」のようなソフトウェアを提供し、軽視することはできない。
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