16以上の新機能を搭載
Windows 8.1、タブレットやBYODを便利にする新機能とは
Windows 8.1には少なくとも16の新機能が盛り込まれる予定だ。特に注目されるのがタブレットデバイスやBYODに役立つ機能。その全貌を紹介する。
Windows8.1にはWindows Defenderのウイルス対策強化、デバイス暗号化機能の内蔵、Miracastのネイティブサポートなど、セキュリティとモバイル、BYOD(Bring Your Own Device)に関連する少なくとも16の新機能が盛り込まれる予定だ。そのほとんどがConsumer、Pro、Enterpriseの各エディションに搭載される。
米Microsoftは自社ブログにそうした内容を長々と列挙した。一方で、ITプロフェッショナル向けのビジネスカンファレンス「TechEd North America 2013」でも、Windows 8.1の新機能の一部についてデモを披露している。
2013年6月3~6日(米国時間)に開催されたTechEd North America 2013の中で、Microsoftの上級プロダクトマネジャー、クリス・ハラム氏は、「Windows 8.1にデバイス暗号化機能を搭載する」と述べ、Windows Vistaから導入された暗号化技術Bitlockerのバリエーションとしてこの機能を紹介した。
同氏によると、Windows 8.1に組み込まれるデバイス暗号化機能はWindows 8.1の3つの全てのエディションで自動的に有効となり、ProとEnterpriseの両エディションではシステム管理者がBitLockerを通じて追加の暗号機能や管理機能を設定できる。
Microsoftはさらに、新しい指紋読み取り技術のデモも披露した。ユーザーが読み取り装置に指をかざすことで、Microsoftアカウントとアプリへのログインや、Windows Storeからのアプリ購入などが可能になるという。指紋読み取り機能はサードパーティーのドライバ、ソフトウェアを通じたサポートだけでなく、Windows 8.1でネイティブにサポートされる。Microsoftの別の上級プロダクトマネジャー、マイケル・ニーハウス氏は指紋読み取り機能について、「特定のフォルダについて、指紋を認識しないとアクセスできないようにする方法としても目を向けている」と語った。
私物端末内データの部分消去も可能に
別のデモではBYOD端末向けの新しいセキュリティ機能と印刷技術も披露された。新しいセキュリティ機能の「Remote Business Data Removal」では、管理者がノートPCやタブレットの一部のみを消去でき、会社のデータのみを削除して個人のデータを残すことが可能になる。
Windows 8.1では、ドライバやソフトウェアをインストールしなくてもWi-Fi Directプリンタへの印刷が可能になるほか、PCやタブレットをタップするだけでNFC(近距離通信)プリンタにも出力できる。
MicrosoftのWindowsクライアント担当上級コミュニティーマネジャー、スティーブン・L・ローズ氏は、セキュリティとBYOD、モバイルに関する20の新機能を自社ブログで紹介。さらに、Windowsスタート画面の変更、起動直後にデスクトップを表示するブート・ツー・デスクトップ、スナップビューのサイズ変更という3機能にも触れている。これについてはWindows部門のCMO兼CFO、タミ・レラー氏も同ブログ上で言及している。
Windows Defenderにネットワーク挙動監視機能を追加
セキュリティ機能では、「既知および未知のマルウェアを検出して実行を阻止する一助」(ローズ氏)として、Windows Defenderにネットワーク挙動監視機能が追加される。モバイル機能の強化としては、ノートPCやタブレットをパーソナルWi-Fiホットスポットとして利用するための「モバイルブロードバンドテザリング」や、WindowsとWindows RTの両方の端末におけるVPNクライアントのサポート範囲拡大、VPNアクセスが必要なアプリに遭遇するとVPNへのログイン画面が自動的に表示される「自動トリガー式VPN」などがある。
BYODに関しては、米Appleの「AirPlayミラーリング」の代替となるオープン技術である「Miracast」をネイティブサポートし、PCやタブレットといった端末のコンテンツをテレビにストリーミングできるようにする。
もう1つのBYOD新機能「Workplace Join」では、企業の管理者がWindows 8.1搭載PCやタブレットに対し、ネットワークへの全面的なアクセス許可ではなく、特定部分へのアクセスを許可するかどうかを設定できる。ただしアクセスするためには、端末のユーザーが登録され、認証される必要がある。
2013年6月26日(米国時間)に開かれた開発者向けイベント「Build 2013」でも披露されたWindows 8.1のパブリックプレビューが、市場にどう受け止められたのか、引き続き注目してくい必要がある。
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