4.6インチHDディスプレイを採用
徹底レビュー:「Xperia X Compact」は最新ソニー技術を小型ボディーに集約、その実力は?(3/3 ページ)
カメラ
幸い、ソニーはXperia X Compactの2300万画素の背面カメラには妥協しなかったようだ。絞り値f/2.0の超広角24ミリレンズ(24ミリフィルムと同じ大きさ)がこのカメラの特徴だ。光学式手振れ補正の代わりに、ソニーの「Active SteadyShot」技術を採用しているが、この機能はフルHDビデオの撮影でしか使用できない。
「レーザーオートフォーカスセンサー」が、ソニーのスマートフォンカメラに搭載されたのは初めてだ。このセンサーは特に暗い場所でもすぐに焦点を合わせるのに役立つ。カメラの隣にはLEDフラッシュがある。また被写体の動作を予測して焦点を合わせ続ける先読みオートフォーカス機能も搭載している。
今回のレビューで、「Xperia X Compact」を使用して撮影してみたところ、これら全ての機能により、写真は並外れた仕上がりになった。また解像度が高く、非常に細部まで表現される。残念な副作用として、画像を拡大すると、過剰なノイズが発生する。だが解像度を下げることで、この問題は解決できる。
特に暗い場所で撮影した写真を修正するソニーのアルゴリズムは、非常に優れている。こうした修正は通常、画像の印象が強くなり、非現実的になりがちだ。だが正確な色識別と適切な彩度により、こうしたマイナスの効果が抑えられている。
要するに日が当たるところで撮影した写真は、Appleの「iPhone 7 Plus」やSamsungの「Galaxy S7 edge」などの他の主力モデルで撮影した写真と遜色はない。だが夜間撮影では、他の主力モデルよりもやや劣る。
510万画素の前面カメラで撮る写真の画質は平均的で、特に可もなく不可もない。ただこのカメラが、超広角22ミリレンズと同等のレンズを備えている点は、興味深い。
動画は、最大1080p/60fpsで録画する。画質は、写真と同じことがいえる。録画した動画は、細部まで映し出す。すばらしいホワイトバランスと本物さながらの色の彩度により、動画はハイダイナミックレンジ合成(明るい部分と暗い部分を広く取るように加工する技術)に対応している。動画出力は、Xperia X Compactが屈指のスマートフォンかもしれない。
Xperia X Compactの総合レビュー
Xperia X Compactは、ハードウェアに関しては主力モデルの域に達していないが、それでも市場における5インチ未満のスマートフォンの中では屈指の機能を誇る。非常に長いバッテリー持続時間は、特に称賛に値する。そして、現代的なデザインや魅力的なディスプレイ、十分なパフォーマンスが搭載されている点も好ましい。
長所
- 優れた充電調節機能
- 現代的なデザイン
- 屋外でのグレアを効果的に抑えるディスプレイ
短所
- 専用のカメラボタンが過剰
- USB Type-C端子はUSB 2.0をサポートするが、USB 3.0をサポートしない
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