テレワーカーを孤立させないための8つの方法【第5回】
経営幹部の常識は社員の非常識 社員に本当に必要な「テレワーク支援」とは
経営幹部が良かれと思って実施したテレワーク支援プログラムが、従業員にとっては見当違いな施策だった、ということがある。こうした事態を生まないために企業が気を付けるべきことは何か。
テレワークで孤独感や孤立状態に悩む従業員を生まないための支援策の一つとして、企業がメンタルヘルスやウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態)を支援するプログラムを提供する方法がある。人事責任者をはじめとする経営幹部は、こうしたプログラムをどう生かせばよいのか。本稿は従業員の孤独感や孤立状態を解消するための8つの方法のうち、5つ目を紹介する。
5.従業員の多様な背景事情を知る
併せて読みたいお薦め記事
連載:テレワーカーを孤立させないための8つの方法
- 第1回:テレワークが生む“ぼっち社員”問題を放置してはいけない理由
- 第2回:テレワークで生まれた“ぼっち社員”を救う「EAP」とは?
- 第3回:“テレワークぼっち”問題を解消する「雑談力」と「褒める力」とは?
- 第4回:“テレワークぼっち社員”の孤立を深める管理職のNG行動集
テレワーク関連の注目トピック
メンタルヘルスとウェルビーイングのプログラムは、経営幹部が計画を設計するのが一般的だ。「経営幹部が従業員の生活の実態や業務経験を考慮せずに、計画を策定している場合がある」とトム・オックスリー氏は話す。オックスリー氏は、Bamboo Mental Healthという屋号で企業向けメンタルヘルス支援プログラムを提供している。
例えば経営幹部なら、自宅の空き部屋を仕事部屋として整備できるだけの経済的余裕がある人は珍しくない。だが出世の階段のもっと下の方にいる一般従業員は、ワンルームの自宅でテレワークをせざるを得ない可能性がある。その場合、きちんとした机を置くスペースがあるとは限らない。ウェルビーイングのプログラムを設計する経営幹部は、全従業員のニーズに最大限に対処できるよう、こうしたギャップを認識する必要がある。
従業員がテレワークをする際に対処しなければならない課題は、スペース、プライバシー、経済力、静かさなど多岐にわたる。従業員が前向きに働くために、そしてメンタルヘルスの問題を抱えないようにするには、こうした課題の把握に取り組むことが重要だ。
オックスリー氏は「さまざまな生活実態を念頭に置く必要がある」と指摘する。「企業は事業を推進しなければならず、利益を出す必要があり、適切な製品を導入する必要がある。一方で、その実現を支える従業員の生活実態も理解しなければならない」(同氏)
第6回は、従業員の孤独感や孤立状態を解消する8つの対処法のうち、6つ目を紹介する。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
事例
[サイボウズ株式会社] DXに必要な「Dスキル」「Xスキル」を持った人材を育成するには? -
市場調査・トレンド
[サイボウズ株式会社] データで見る、DXが「順調に進む企業」と「つまずく企業」の違い -
製品資料
[サイボウズ株式会社] 賛否が割れがちな「Notesからの移行」 新環境への移行を納得してもらうには? -
事例
[ServiceNow Japan合同会社] 農林中金に学ぶ内製開発 処理効率を約2倍に高めAI活用も加速させた方法とは? -
事例
[ServiceNow Japan合同会社] NTTグループのデジタル変革術、17万人が利用する決裁プロセス刷新の全貌
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
AI全部入り「Microsoft 365 E7」に企業が二の足を踏む訳 移行意向はわずか4%
-
2
「高すぎるGPU」を捨てAI推論をCPUへ Armが示す電力とコストの現実解
-
3
なぜOpenAIやAnthropicのAIは「脱走」したのか 情シスが迫られるエージェント統制
-
4
GitHubが指摘 AIが書いた「おそらく動くコード」が招くシステム崩壊
-
5
Anthropicが明かす AIは入力データを「どこまで覚えているのか」
-
6
【基本情報技術者試験】「デュプレックスシステム」と「デュアルシステム」の違いは?
-
7
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
8
サーバ約70台をAWSへ ヤナセが移行前にやった「通信要件の可視化」
-
9
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
-
10
「VMware離れ」は本当か 3000社がVCF 9にかじを切った現実的な理由
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
生成AIのハルシネーションを防止 回答精度を高めるセマンティックレイヤーとは
-
2
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
3
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
4
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
マンガで解説:「ゼロトラスト」「SASE」の必要性とメリット
-
7
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
8
情報セキュリティ対策早分かりガイド:25の自社診断で弱点と解決策を理解
-
9
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
10
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー