従業員がテレワーク中心の働き方を続けていると、孤独を感じたり、孤立状態に陥ったりすることがある。こうした状況に手を打たないでいると、“ある問題”が生じかねない。それは何なのか。
テレワークには数々の利点がある一方で、代償もある。オフィスワークであれば感じられた「同僚との絆」が失われることは、従業員にとって大きなデメリットになり得る。
従業員の中には、テレワークが長引くにつれて孤独や孤立を感じるようになった人がいる。孤独感や孤立状態は、生産性の低下や、それよりもさらにひどい事態を招く可能性がある。人事責任者をはじめとする経営幹部は、従業員の感情と精神的な健康を重視する取り組みを実施することが望ましい。場合によっては、問題を未然に防ぐことも可能だ。
「孤独や孤立は身体の健康に直接の影響を及ぼす。高血圧や肥満などの問題につながることもある。そうなれば、企業が負担する医療コストが上昇する可能性がある」。米国精神医学会財団(APA Foundation)のワークプレース・メンタルヘルス・センターでディレクターを務めるダーシー・グラッタダロ氏はこう話す。同センターは、従業員のウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態)を支援する方法について、企業向けの啓発活動をしている。
経営幹部は、従業員の孤独感や孤立状態の問題を「潜在的なビジネスコストとして対処することが重要だ」とグラッタダロ氏は主張する。「『人は孤独や孤立を感じると、最高のパフォーマンスを発揮できない』ということを、経営幹部は認識しなければならない」(同氏)
第2回からは、従業員の孤独感や孤立状態を解消する8つの対処法を紹介する。
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