旧iPhone、Androidなど端末別に紹介
iPhone 5s乗り換えユーザーに贈る、簡単データ移行の全て
やっと手に入れたiPhone 5s。旧iPhone、Android端末、Windows端末などから連絡先、画像などのデータを簡単に移行させるにはどうすればいいのか。簡単な方法を紹介する。
米Appleの「iPhone 5s」がついに登場した。多くの消費者がこの最新スマートフォンに切り替えようと決心しているのは間違いない。
新しいスマートフォンにアップグレードするのは、いつもエキサイティングな時間だ。新しい機能、新しいデザイン、そして全体的に新しいエクスペリエンスが得られるからだ。しかし、アップグレードでなくしてしまうとほとんどのユーザーが困るものがある。連絡先、写真、動画、音楽だ。
ユーザーがiPhoneの従来モデル、Android端末、Windows端末、BlackBerryのどれから移行する場合でも、新iPhoneへの移行を比較的容易にしてくれるシンプルなソリューションがたくさんある。本稿では、新しいiPhone 5sへの最もシンプルかつ効果的な移行方法を紹介していこう。
旧iPhoneから新iPhoneへ
新モデルにアップグレードする既存のiPhoneユーザーのために、Appleはそのプロセスをシンプルにしている。iOS 5以降を搭載する端末から新iPhoneに移行する場合、ユーザーはiCloudを使って現在の端末をバックアップし、新しい端末に同期することができる。
そのためには、現在の端末で「設定」>「iCloud」>「ストレージとバックアップ」の順に選択し、端末の設定とデータをバックアップする。バックアップする前に、端末がWi-Fiネットワークおよび電源に接続されていることを確認しておく。バックアップ時間は、端末内のデータ量とネットワーク速度によって異なる(繰り返すが、バックアップは3Gや4Gネットワーク経由では行わないようにする。データ通信量が多いからだ)。
新しいiPhoneの設定に際しては、電源を入れて「設定アシスタント」の指示に従う。端末の設定を求められたら、「iCloudバックアップから復元」を選択し、最新のバックアップを選択する。復元が完了すると、端末は再起動し、使えるようになる。
バックアップに含まれないデータ(音楽、アプリ、動画など)を転送するには、新しいiPhoneをiTunesに接続し、それらのデータを同期する。
iOS 5より前のバージョンを搭載する端末から新iPhoneにアップグレードする場合は、iTunesを使ってデータをバックアップして同期するのが簡単な方法だ。
データをバックアップする前に、iTunesの最新バージョンがインストールされていることを確認しておく。iTunesの「デバイス」タブで全てのデータをiTunesにバックアップし、そのバックアップファイルをコンピュータに保存する。新iPhoneの同期に際しては、「設定アシスタント」の指示に従い、「iTunesバックアップから復元」を選択する。新しい端末をiTunes(現在のiPhoneのバックアップに使ったコンピュータ)に接続し、最新のバックアップを選択する。復元が完了するまで、端末をiTunesに接続したままにしておく。
Android端末から新iPhoneへ
iPhoneの旧モデルから新モデルへの移行は簡単だが、Android端末からiPhoneへのデータ転送は少し厄介だ。とはいえ、必ずしも難しいわけではない。テキストメッセージや通話の履歴など一部のコンテンツは、OSに依存しているために転送できない。しかし、ほとんどのデータや重要情報は簡単に転送できる。
手順としては、最初に現在のAndroid端末をコンピュータにバックアップする必要がある。バックアップするには、Android端末をUSBでコンピュータに接続し 、コンピュータのディスクドライブとして扱う。端末は、「コンピュータ」内のドライブとして、またはデスクトップ上にアイコンとして表示される。そこで、バックアップしたい全ての画像、動画、音楽をコンピュータデスクトップにドラッグする。作業を容易にするには、バックアップ用フォルダを作成し、そこに全てのファイルを入れておく。
新しいiPhoneが設定され、アクティベートされていることを確認したら、これをiTunesに接続する。iTunesでは新iPhoneの名前が左側のナビゲーションバーに表示される。「写真を同期」を選択し、Android端末をバックアップしたフォルダを指定して、写真と動画を同期する。音楽を同期するには、音楽ファイル(前述したように、1つのフォルダにまとめておくと便利)をドラッグし、ナビゲーションバー内の新iPhoneの名前の上にドロップするだけでよい。
多くの人にとって最も重要なデータである連絡先の転送は少し面倒だ。連絡先を別途バックアップし、その情報を含むVCFファイルを電子メールで自分に送信しなければならない。
具体的には、Android端末の連絡先アプリでメニューから「インポート/エクスポート」を選択し、VCFファイルをコンピュータに保存する(端末がUSBでコンピュータに接続されたままであることをあらかじめ確認しておく)。新しいiPhoneで電子メールを設定してから、VCFファイルを添付した電子メールをコンピュータから送信する。新iPhoneで添付ファイルを開き、「すべての連絡先を追加」を選択する。すると、全ての連絡先が新iPhoneに保存される。
BlackBerryから新iPhoneへ
BlackBerryからiPhoneに情報を移行するのは、大変そうに思えるかもしれない。両者はOSが全く違うからだ。しかし実際には、全ての関連情報を確実に転送できる簡単な方法がある。
BlackBerryとコンピュータの間でデータを同期するためのデスクトップソフトウェアがBlackBerryから提供されている。ユーザーはこのソフトウェアを使ってBlackBerryからデスクトップにデータをバックアップし、iTunesを使ってそのバックアップデータをiPhone 5sに転送できる。
iPhone 5sをアクティベートした後でコンピュータに接続すると、iTunes内の左側にあるナビゲーションバーにこの端末の名前が表示される。BlackBerryファイルをこの名前の上にドラッグするだけで同期ができる。BlackBerryのデスクトップソフトウェアは、メール、連絡先、カレンダー、メディアファイルの同期に利用できる。
また、BlackBerry OSとiOSの両方に対応する「Google Sync」ソフトウェアを利用することもできる。Google Syncは、BlackBerryと新しいiPhoneのそれぞれで設定しておく必要がある。BlackBerryからGoogle Syncにデータをバックアップすれば、新iPhoneでGoogle Syncを開いてそれを取り込める。Google Syncでは連絡先とカレンダーを移行できる。
Windows Phone 8端末から新iPhoneへ
iPhoneに乗り換えようとするWindows Phone 8ユーザーは、「Windows Live」と「Microsoft Exchange」を使って連絡先とメールを転送できる。iPhoneは、ユーザーがMicrosoft Exchangeアカウントを設定していれば、Windows Liveの同期をネイティブにサポートする。
同期を行うには、新iPhoneで「設定」>「メール/連絡先/カレンダー」の順に選択し、連絡先が保存されているWindows LiveアカウントでMicrosoft Exchangeアカウントを設定する。また、「サーバ」フィールドに「m.hotmail.com」と入力する。これで連絡先を新iPhoneにインポートできる。
画像および音楽ファイルを転送するには、Windows Phone 8スマートフォンをPCにバックアップし、iTunesを使ってこれらのファイルを新しいiPhoneにインポートしなければならない。
Windowsで提供される「Zune」ソフトウェアを使えば、データを自分のメインコンピュータにバックアップできる。Zuneでは電子メール、ソーシャルネットワークアカウント、画像、音楽、動画をバックアップでき、それらは新iPhoneに転送可能だ。また、「SkyDrive」を使って一部のファイルをバックアップすることもできる。
アプリ
残念ながら、アプリはOS間であまり互換性がないため、簡単に移行する方法は存在しない。ダウンロードし直すしかないだろう。だが、Android端末で使っていたNetflixアカウントがiPhoneでも有効であり、これはほとんどのクロスプラットフォームサービスに当てはまることは良いニュースだ。一方、悪いニュースは、有料アプリは軒並み消えてしまい、購入し直さなければならないことだ。しゃくにさわるが、15ドルのSlingboxアプリのような高価なアプリほど、また買わざるを得ないかもしれない。だが、思い付きで買った1ドルの安物アプリは、買い直す価値はないだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
2
世界のデータセンター容量は5カ国に69%集中、電力消費「5%の壁」が招くものとは?
-
3
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
4
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
5
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
6
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
7
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
8
生成AIが普及しても「技術書」を手放せないエンジニアの本音
-
9
AIをデータ保管場所の近くに置くと安全で経済的 それでも残る“破滅的リスク”
-
10
テレワークやBYODでリスクが拡大、デバイスの多様化を弱点としない管理方法とは
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
7
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
-
8
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
9
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
10
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー