教育ITニュースフラッシュ
立命館が会計システムを刷新、その理由と効果とは?
人事給与業務をアウトソーシングから内製へと変えた相愛学園の事例から、金沢工業大学の学生がクラウドでサッカーチームを支援する取り組みまで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。人事給与業務をアウトソーシングから内製へと切り替えた相愛学園の事例から、地元のサッカーチームの業務支援システムを学生に構築してもらう金沢工業大学の取り組みまで、さまざまなニュースがありました。
立命館が会計システム刷新 業務効率化も図る
立命館(京都府京都市)は、立命館大学をはじめ、大学から小学校まで複数の学校を運営する学校法人だ。同法人は、私立学校に適用される学校法人会計基準の改正に伴い、2013年から全学的な会計業務プロセスの見直しに着手。既存の会計システムはカスタマイズの繰り返しで維持コストが増加していたこともあり、システムの刷新を決断した。新会計基準への準拠に加え、従来は紙ベースでやりとりしていた各種申請手続を電子化したり、人事給与システムなど周辺システムとのデータ共有や連係強化を進め、効率化を図った。システムには、標準機能の網羅性が高いこと、法改正時に機能が無償追加されることなどを評価し、ワークスアプリケーションズ(東京都港区)の業務パッケージ群「COMPANYシリーズ」を選択した(発表:ワークスアプリケーションズ<2014年8月21日>)。
相愛学園が人事給与をアウトソーシングからシステムへ
大阪市中央区に本拠を置き、学習者約1700人、教職員約700人を擁する相愛学園。少子化などによって大学間の競争が激化する中、経営体制の強化のため、業務の効率化が不可欠になっていた。人事給与業務はこれまでアウトソーシングサービスを利用していたが、提供される帳票類が全て紙で、人事給与データの加工に手間が掛かったり、任意の人事データの抽出に追加コストが発生したりするなどの課題があった。アウトソーシングサービスの提供停止に伴い、人事給与業務をシステム化することを決断。人事給与データの加工や抽出が迅速かつ自由にできるようになった。クレオマーケティング(東京都港区)の大学向け人事給与システム「ZeeM人事給与 学校法人版」を導入した(発表:クレオマーケティング<2014年8月26日>)。
芝浦工業大学、eラーニングで学生の情報リテラシー向上目指す
同大学の全キャンパス約8000人の学生と教職員が利用する。インターネットを利用する上でのセキュリティやモラル、リスクといった基本的な知識を習得してもらい、知識不足によるトラブルの発生を防止する。システムには、アセンディア(東京都品川区)のeラーニングサービス「sMILE(スマイル)」を採用。SNSで起こる問題など、身近な題材をケーススタディ形式で分かりやすく学習できること、オンラインサービスであり導入が容易なことなどを評価した(発表:アセンディア<2014年8月25日>)。
名古屋市立大学、3Dプリンタや3D CADで医療機器研究を促進
同大学は2014年8月8日、医学部附属病院である名古屋市立大学病院内に、医療機器の研究開発を支援する拠点「医療デザイン研究センター」を開設した。同センターには、3Dプリンタや3次元(3D)CADなどのIT製品を常設。医療機器の開発に携わる産官学のプロジェクトメンバーが、3D CADで医療機器のデザインや設計をして、3Dプリンタで試作品を出力することなどを想定する。プロジェクトメンバーが機器デザインや設計、機器の挙動、使用シナリオなどを共同で検討しやすくして、医療機器開発の時間と工数を削減するのが狙いだ。ダッソー・システムズの3D CADソフト「CATIA」などを導入した(発表:ダッソー・システムズ<2014年8月25日>)。
千葉工業大学がサイバー大学と単位互換、iPad miniからeラーニングを受講可能に
同大学は、ソフトバンクグループのサイバーユニバーシティが運営するインターネット大学であるサイバー大学と単位互換協定を締結。千葉工業大学の学生は2014年9月から、サイバー大学が提供するeラーニング科目の履修による単位修得が可能になる。千葉工業大学は、約5000人の学生と約500人の教職員に米Appleのタブレット「iPad mini」を貸与しており、今後は貸与対象を全学生・教職員の約1万人にまで広げる方針だ。iPad miniからeラーニングを受講できるようにして、学生が場所や時間にとらわれずに学習できるようにする考えだ。サイバー大学が開発したeラーニングサービス「Cloud Campus」と授業視聴アプリ「CC Handy」を利用する(発表:千葉工業大学、サイバー大学<2014年8月21日>)。
金沢工業大学の学生、クラウドでサッカーチームを支援
同大学の学生が、Jリーグ加盟サッカーチーム「ツエーゲン金沢」の試合ボランティア間の情報交換やスポンサー/後援会員管理の支援システムを、セールフォース・ドットコムのクラウドサービスを使って構築した。同大学は2012年6月から、学生にクラウド関連ビジネスへの理解を深めるための実践的な学習機会を提供する産学連携プロジェクト「クラウドサービス開発プロジェクト」を進めており、今回のシステム構築もその一環。同プロジェクトは、セールスフォース・ドットコムとシステム開発のタスク(石川県金沢市)が協力している(発表:ツエーゲン、金沢工業大学、タスク<2014年8月25日>)
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