「自分の好きなことは得意なことではない」──不満を抱える技術者の進む道とはぼくたちは「しくじり」ながら歩いていた

誰もが自分の好きなことを仕事にしたいと思っている。しかし、やりたくない業務や不得手な専門分野で悩む技術者は少なくない。そんな彼らに「意外なアドバイス」がある。

2016年09月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

 自分がこの先どのようにキャリアを重ねていくだろうか。将来の姿はある程度イメージしておきたい。そのとき、道しるべとなるのは、自分が歩もうとしている世界の先人たちだろう。それは、会社の上司や先輩かもしれないし、もしかすると同僚かもしれない。

 彼らは、堅実で確実な将来を見せてくれるだろう。しかし、その枠を超えてもっと広い世界を見たいと思ったとき、その道しるべはまた別な人になるだろう。もしあなたが技術者なら、周りにいる仲間は同じ専門の世界にいるだけに、なかなか外の世界のことが見えてこない。

 キャリアの積み重ねは一本道ではない。むしろ、技術の進化や“はやりすたり”に合わせて紆余曲折となることが多い。そのとき、それまで大成していた技術者ほど大きな挫折を経験して、再び歩き始めているのかもしれない。

 ここでは、そういった今は成功者としてIT業界の最前線で活躍している3人が、紆余曲折だった自分のキャリアを語っている。「なかなか自分がやりたい仕事ができない」と不満を抱えて日々奮闘している技術者に「一筋の光」が射してくるような、そんなエピソードを参考にしてもらえたら幸いだ。

※この記事はCodeIQ MAGAZINEからの転載記事です。