キオクシアがあえてSLCを採用した納得するしかない理由Computer Weeklyリバイバル

過去のComputer Weeklyから人気があったものを改めて紹介します。

2022年05月04日 08時00分 公開
[ITmedia]

SLCを採用したのはなぜか

 キオクシアが「Intel Optane」に匹敵する「KIOXIA FL6」を発表した。同社の3Dメモリ技術「BiCS FLASH」とSLC(シングルレベルセル)のNANDフラッシュを応用したストレージクラスメモリ「XL-FLASH」を搭載したSSDだ。

 キオクシアが目指すのはコスト上の競争力だろう。同社はFL6シリーズの価格を明らかにしていない。だがコモディティフラッシュストレージを使うことから、3D XPointのOptaneよりも安価になると考えて間違いない。

 SLCは第1世代のNANDフラッシュとして市場に登場したが、汎用(はんよう)ストレージ向けとしてはMLC、TLC、QLCなどに取って代わられている。

 ではなぜSLCを採用したのか。