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2012年3月に「Raspberry Pi Model B」がリリースされた。Raspberry Piは当初の低コスト教育用コンピュータから真に柔軟な汎用(はんよう)コンピュータへと拡大した。
Raspberry Pi財団のエベン・アプトン氏(創業者、CEO)は、1980年代の家庭用コンピュータで育ち、Acorn Computersの教育用コンピュータ「BBC Micro Model B」(以下、BBC Model B)の後継になるものを再現したいと考えていた。BBC Model Bは電源を入れるとBASICのインタープリタが起動する。「Raspberry Piの初期プロトタイプはBBC Model Bによく似ており、Pythonで起動するようになっていた」(アプトン氏)
「私たちは子供たちにRaspberry Piを与えることを考えていた。だが、それが大規模になると人々は非常に変わったことを始める」(アプトン氏)
そしてRaspberry Piは誰も可能だとは考えなかった分野でも使われている。