2011年04月05日 09時00分 UPDATE
特集/連載

パブリッククラウドの10大リスク──対処のヒント【後編】クラウド提供者の運用管理手法と明確化されていない法的責任に注意

後編ではユーザー企業が確認しておくべき、クラウド提供者の運用管理に関する手法や取り決めについて、6つの項目で解説する。

[Laura Smith,TechTarget]

 パブリッククラウドコンピューティングの10大リスクと対処法を前後編で解説する本稿。前編「パブリッククラウド利用前に押さえておきたい4つのセキュリティリスク」では「ネットワークセキュリティ」「アイデンティティー管理」「コンプライアンス」「データ統合」という4つのリスクを解説した。後編では残す6つを紹介する。

5. ベンダーロックイン

 この厄介な問題への対処法は、異なるクラウドプロバイダー間の相互運用性を実現する技術の進化に左右される。現在利用中のパブリッククラウドプロバイダーが行ったポリシー変更に不満があり、別のクラウドプロバイダーにワークロードを移行したいとしよう。従来は、それは至難の業だった。神が人々にさまざまな異なる言語を話させるようにしたというバベルの塔の伝説のように、クラウドごとに異なる技術が使われているからだ。しかし、多くのベンダーが相互運用性を重視するようになってきている。米Microsoftの「Azure」プラットフォームは、.NETと緊密に結びついているが、今ではスクリプト言語のPHPを使う開発者向けのオープンソースソフトウェア開発ツールキットも用意されている。以前はプロプライエタリだった米salesforce.comの開発プラットフォーム「Force.com」もJavaアプリケーション開発をサポートするようになっている。

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