「もったいない精神」発動
古いスマートフォン/タブレットのお得な使い道 ベスト7
思い出が詰まった古いスマートフォンやタブレットを捨てるのはあまりに惜しい。とはいえ、たんすの肥やしにするのは無駄だ。まだ動作するのであれば、有効な使い道は幾つもある。
技術の世代交代が激しい。われわれの家の引き出しや収納ケースには、きちんと機能する端末が何台も入れっぱなしになっていることが多い。音声通話とテキストメッセージングしかできない旧式携帯電話をどうしたらよいかは、アドバイスのしようがないかもしれない(流行に敏感な人が、ジョークとして壁に飾るくらいが関の山か)。だが、まだ動作するにもかかわらず時代遅れになった手持ちのスマート端末で何ができるかについては、紹介したいアイデアが幾つかある。
アイデア1:監視カメラ
家を監視したいと思っているならば、お金を掛けずにセキュリティシステムを構築する方法はいかがだろうか。古いスマートフォンやタブレットは、実はホームモニタリングシステムへ転用できる。専用のセキュリティシステムを導入するよりもずっと簡単で、比較的安上がりだ。
ライブストリーミングや不審な動きを検知した際のアラート、ビデオ録画といった機能を実現するアプリケーションがAndroidやiOS向けに提供されている。外出中に子どもやベビーシッター、ペットを監視したり、資産を見張ることが可能だ。必要な作業は、「Google Play」や「App Store」で検索し、目当ての機能を持つ適切なソフトウェアを見つけるだけである。
例えば「Airbeam」は、各種iOS端末で利用可能なアプリだ。ユーザーは、複数の場所を同時に監視するようにiPadやiPhoneをセットアップできる。Webブラウザ経由でもアクセスが可能で、いつでも簡単にログインして録画を見ることができる。Airbeamの価格は3.99ドル(国内では350円、価格は全て本稿執筆時点)で、ほとんどのiOS端末で利用できる。ただし、初代iPadなどのように、カメラを搭載しないiOS端末もあることに留意する必要がある。
また、Androidで利用可能な「SECuRET SpyCam」は、Airbeamと同様の機能を持ち、Android端末を監視カメラに変える。何らかの動きを検知するとユーザーにアラートを送り、自動的に写真や動画を撮影する。Google Playでは4.49ドル(400円)で販売されている。
アイデア2:VoIP
「遠距離恋愛をしている」「子どもが海外に1学期留学している」「家族と遠く離れて暮らしている」「在宅勤務をしていて定期的に電話会議をする必要がある」。どのような状況であれ、頻繁にビデオ通話サービスを利用しているのであれば、古い端末をVoIP専用電話に転換することを考えよう。
Androidで使える「GrooVe IP」のようなアプリは、データ通信料金や長距離通話料金を節約するのに役立つ。仕事のために電話会議やビデオ通話をしなければならない場合、古いスマートフォンやタブレットを仕事専用とし、今使っているタブレットやスマートフォンは仕事以外に使うようにする。
家族が「Skype」を愛用しているなら、皆で使うスペースに古いタブレットやスマートフォンをセットアップして無線LANにつなぎ、遠く離れている祖母や出張中の母と、簡単にSkypeで通話できるようにするとよい。GrooVe IPは、Google Playで4.99ドル(463円)で販売されている。無料版の「GrooVe IP Lite」もある。
アイデア3:デュアルディスプレー
マルチディスプレーは一部の人にとって必須であり、タブレットを使えば、ポータブルデュアルディスプレーを手っ取り早くセットアップできる。iOSユーザーは「Air Display」というアプリを使えば、米Appleのワイヤレスオーディオ規格「AirPlay」に対応したiOS端末をWindows端末やMacのデュアルディスプレーとして利用可能だ。米MicrosoftのWindows 8タブレットである「Surface」でも利用できる。
Air Displayは、Google PlayとiTunes App Storeの両方で9.99ドルで販売されている(Google Playでは1006円、iTunesでは850円)。こうした機能を実現するアプリは、Android向けにもiOS向けにも多数提供されており、その一部は無料だ。ほとんどはMacとWindows端末の両方にうまく対応している。
アイデア4:電子書籍専用端末
タブレットで雑誌や本を読むと、気が散りやすい。通知がポップアップし、注意が他のアプリやサービスに向かってしまいがちだからだ。そこで、使っていないタブレットを読書用にすれば、アプリや通知を無効にして落ち着いて読書ができる。これは、子どもに夏休みの課題図書を読ませるのにも良い方法だ。
タブレットは、雑誌を読むための優れた端末でもある。電子書籍専用端末では、雑誌がカラーで表示されないからだ。さらに、ほとんどの雑誌のデジタル版はインタラクティブ機能を備えており、タブレットではこうした機能も利用できる。割安な定額料金で多数の雑誌にアクセスできる「Next Issue」のようなアプリもダウンロード提供されている。
キッチンにタブレットを置いて、お気に入りのレシピを表示させるという使い方もある。使っていなかったタブレットであれば、揚げ物の衣の生地やトマトソースがかかっても、それほど気にならないだろう。
アイデア5:子ども用の端末
長距離ドライブはすぐに退屈してしまう。子どもであればなおさらだ。古いタブレットやスマートフォンを長距離ドライブの息抜きツールとして活用して、休暇の頭痛の種を解消しよう。古い端末に、ゲームや映画、TV番組、音楽などのエンターテインメントコンテンツをダウンロードし、緊急ベビーシッターとして車に用意しておくわけだ。待合室やスポーツイベントなど、落ち着きのない子どもをなだめるために何かが必要になる場面で、このベビーシッターは重宝する。
子どもに悪影響を及ぼすコンテンツを制限するためのペアレンタルコントロールを設定しておけば、設定の変更に頭を悩ませる必要がない。また、こうした端末を用意することは、子どもが自分のタブレットやスマートフォンを持てるぐらいに成長するまで、子ども向けのコンテンツを管理するのにも大いに役立つ。
アイデア6:セカンドディスプレー
米Reutersの報道によると、米Accentureが先頃発表した「Video-Over-Internet Consumer Survey 2013」調査の結果から、「テレビを観ながらタブレットを使う」人は、全体の44%に達していることが分かった。このうち、視聴中の番組と無関係なコンテンツをタブレットで閲覧すると答えた人は17%にとどまる。
お気に入りの番組を観ながらソーシャルメディアの最新情報をチェックしたければ、古いタブレットをセカンドディスプレーにして、エンターテインメントハブとして使うのが理にかなっているかもしれない。ほとんどのテレビ局は、TwitterやFacebook、Instagramなど、さまざまなソーシャルメディアの投稿内容をセカンドスクリーンに表示する機能を備えたアプリを提供している。
スポーツファンであれば、セカンドディスプレーに試合の得点を常時表示させておくのもよいだろう。複数の試合が同時進行している場合には特に便利だ。チャンネルを切り替えている間にビッグプレーを見逃す心配がないからである。
一部のアプリでは、試合の有料放送を見ることができるようになっている。例えば「WatchESPN」は、ケーブル事業者との提携により、大きな試合の一部をライブストリーミングで中継している。ユーザーは同時に複数の試合を観戦でき、部屋に2台目のテレビやケーブルボックスを置かずに済む。
アイデア7:ユニバーサルリモコン
専用のユニバーサルリモコンは高価であり、平均的なホームエンターテインメント用途では実際的なソリューションにはならないかもしれない。だが幾つかのシンプルなアプリにより、古いタブレットやスマートフォンをユニバーサルリモコンに変身させることができる。
「XFINITY TV」や「FiOS TV」「TiVo」「DISH」をはじめ、ほとんどのケーブルテレビサービスは、スマートフォンやタブレット用のアプリを提供している。こうしたサービスだけでなく、「Roku」や「Apple TV」などのホームデジタルメディア機器でも、専用のリモートアプリが用意されている。
一部のタブレットやスマートフォンは、機器を赤外線でコントロールできる「IRブラスター」を備えている。だがIRブラスターがなくても、アクセサリーを買えば同様の機能を利用できる。IRブラスターを搭載する数少ない端末としては、韓国Samsung Electronicsの「GALAXY S4」や「GALAXY Note 8.0」、台湾HTCの「HTC One」などがある。Apple端末ユーザーが同じ機能を使うには、アクセサリーを購入しなければならない。
米Logitechが99ドルで販売する「Harmony Ultimate Hub」は、最大8台の機器を接続でき、Android端末かiOS端末からコントロールできる。ホームシアター環境に対応しており、ユーザーは機器をキャビネットに設置して、スマートフォンやタブレットからコントロール可能だ。
スマートフォンやタブレットからコントロールできるコネクテッド家電は、韓国LG Electronicsのような企業が販売している。また、米Belkinの家庭用電源リモートスイッチ「WeMo」のように、一般的な家電の電源オン/オフを手動および自動でコントロールできる電源コンセントもある。こうした機器が家にあれば、古いスマートフォンやタブレットを家でユニバーサルリモコンとして使える。
古くなったタブレットやスマートフォンのことを忘れる前に、以上のような使い方を考えてみてはいかがだろうか。あるいはもしかすると、特定の目的にかなう別のユニークなアイデアが浮かぶかもしれない。いずれにしても、ガラクタ置き場と化した引き出しに入れたままの端末は、もう少し使えるはずだ。
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