攻撃の標的になる可能性があるのは、従業員のPCやVPN(仮想プライベートネットワーク)機器ばかりではない。ある変化から、特にプリンタに注意しなければならない実態が見えた。攻撃者は何を狙っているのか。
サイバー攻撃の侵入経路になる可能性があるデバイスとして、プリンタに注意が必要だ。攻撃者は脆弱(ぜいじゃく)性のある経路を狙う。ネットワークを介してデータをやりとりするプリンタも当然、攻撃の対象になる。
テレワークにより、オフィスで印刷する機会は減少したとも考えられるが、それは攻撃者にとっては関係のない事情だ。プリンタの存在が企業から消えたわけではない。むしろ調査会社Alumen Consultingが実施した調査によれば、“ある変化”からプリンタが攻撃に狙われ始めており、注意が必要だという。何に気を付けるべきなのか。調査から見えた、プリンタを狙うサイバー攻撃の実態とは。