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Huawei、Samsung Electronics、Xiaomiなどの「Android」スマートフォンの中には、国ごとにセキュリティレベルを大きく変えて公然と出荷、販売されているものがあるという。これを明らかにしたのは、セキュリティ企業F-Secureのコンサルティング部門F-Secure Consultingの研究者だ。
セキュリティレベルの違いは、Android端末のセキュリティに関する知識と理解の点で世界中に大きなギャップと障害があることを意味する。また、実態を見抜く洞察力をもって脆弱(ぜいじゃく)性の調査に臨む必要があることも示唆する。
Androidの脆弱性と構成を悪用するプロセスが端末ごとに異なるということは、端末のセキュリティレベルが国ごとに異なることを示唆している。さらに悩ましいのは、ユーザーに提供されるセキュリティレベルは、最終的にはサプライヤーがどのように端末を構成するかによって異なることだ。2人のユーザーが同じ端末を購入しても、国が異なれば一方の端末は他方のそれよりセキュリティが大幅に低くなる恐れがある。
Galaxy S9はSIMカードによって動作地域を検出するが、これが端末の動作に影響を及ぼす。あの国のSIMを使うと、アプリケーションを悪用して端末を完全に制御することが可能になるという。
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