SDN/NFV特集:より柔軟なインフラへと進化するための「ネットワーク仮想化」を考える

サーバ同様、ネットワークにおいても物理環境を意識しない柔軟な構成が求められている。従来もVLANを活用すれば物理スイッチを複数の論理的なスイッチに分割して利用することができたが、VLANには技術的な制約が残る。そこで活用したいのが、仮想ネットワークの設定や構成の変更をソフトウェアで制御する「SDN」(Software-Defined Networking)だ。また、SDNとともに注目したい技術が「NFV」(Network Functions Virtualization)である。スイッチやルータ、ファイアウォール、ロードバランサーなどのネットワーク機能を仮想的に動作させることができ、ネットワーク機器のコモディティ化を促進する。本特集では、SDNやNFVの最新技術動向を解説するとともに、これらに関連するベンダー製品を整理を紹介する。

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Webサイトの常時SSL化が進み始めたことで、トラフィック分散とセキュリティ対策を実現する新たなアプローチが求められている。そこで、いま注目されているのが、SSL処理のオフロードとWebサイトの負荷分散を同時に実現する「仮想ADC」だ。

仮想化やクラウドにより、サーバ/リソースをオンデマンドでデプロイできるようになった。しかし、従来型のネットワークは、依然として設定や運用が複雑で、効率化やコスト削減の余地がある。この課題を解消する方法として、仮想ルーターが注目されている。

クラウドサービスのように「使いたいときに、使いたい分だけ」利用できる次世代のデータセンターが登場し、大きな注目を集めている。その新たなデータセンターの特徴とメリットとともに、サービスを支えるネットワーク機能仮想化(NFV)製品の選定ポイントを紹介する。

SDN/NFVとは何か?

IT部長さんのための技術トレンド【第7回】

「SDN」って簡単にいうと何? 「OpenFlow」とは何が違うの? どんな規模でもメリットを発揮するの? このような疑問を分かりやすく解説する。主要ベンダーの動向を3つに分類したマップ付き。

(2014年12月26日)
大原雄介の「最新ネットワークキーワード」【第3回】

この連載は「いきなりIT部門に転属したら用語が全然分からん!」という担当者を救済するネットワーク入門企画だ。今回は、この一連の連載で主役となる「SDN」の登場経緯から派生技術までを解説する。

(2016年5月10日)
大原雄介の「最新ネットワークキーワード」【第2回】

この連載は「いきなりIT部門に転属したら用語が全然分からん!」という担当者を救済するネットワーク入門企画だ。今回は、VLANの泥沼から抜け出すために登場した「OpenFlow」について復習する。

(2016年3月31日)
企業とネットワークの新しい関係(前編)

「SDx=ソフトウェアで定義されたx」として最も有名な「SDN(Software Defined Networking)」。だが、その実態はいまいちつかみにくい。SDNとは何か。また、SDNに期待できる価値、そしてSDNをとりまく業界動向をリポートする。

(2013年11月21日)

SDN/NFVを巡る動向

大原雄介の「最新ネットワークキーワード」【第4回】

この連載は「いきなりIT部門に転属したら用語が全然分からん!」という担当者を救済するネットワーク入門企画だ。今回は「SDNとNFVの今後」を考えてみる。

(2016年6月3日)
大原雄介の「最新ネットワークキーワード」

この連載は「いきなりIT部門に転属したら用語が全然分からん!」という担当者を救済するネットワーク入門企画だ。まずは、現在のネットワーク環境ではこれを知らないと何も始まらない「SDN」からいってみよう。

(2016年2月5日)
OpenFlow/SDN、誤解の構造【第5回】

本連載では、OpenFlowとSoftware Defined Networking(SDN)に関する誤解と建設的な理解について解説してきた。最終回の今回は、SDNの本質に迫る。

(2012年12月26日)
進む役割の移行

SDNとDevOpsにより、ネットワークの制御は仮想化やサーバ、アプリケーションなどの担当者も含めて編成されたチームに移管されつつある。ネットワーク担当者の行く末やいかに。

(2014年8月20日)
企業とネットワークの新しい関係(後編)

SDNを取り巻くベンダーには、CiscoやBrocadeのような老舗ネットワーク機器ベンダーだけでなく、ハードウェアベンダーや半導体ベンダー、仮想化ベンダーなど多数の新興勢力が存在する。それぞれの野望と全体像を把握する。

(2013年12月3日)