モレスキンが提唱する「PowerPoint文化からの脱却」Computer Weekly日本語版

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2020年02月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

「PowerPoint疲れ」はおしまい

 手帳ブランドのモレスキンは、Dropboxのツールを活用することでPowerPoint文化から脱却した。

 「Microsoft PowerPoint」は、プレゼンテーション用としては優れたツールだ。だがその目的は最終成果物を作成することだとモレスキンのジェンセン氏は言う。「プレゼンテーションは企業ドキュメントで、あらゆる面で完璧でなければならないという非常に現実的な感覚がある。全てが完璧でなくてはならない」

 だが、PowerPointのスライドはプレゼンテーションを行うのには優れているかもしれないが、「プレゼンテーションという部分を取り除けば読み物としてはあまり優れていない」と同氏は言う。

 ドキュメント共有から会話型ツールへの移行は、従業員の働き方と共同作業の方法を変えるとジェンセン氏は言う。例えば「100ページに及ぶPowerPointスライドに変更を加えることになったら、その日の残りの勤務時間を全て費やすことになるだろう」

 ジェンセン氏が考えるPowerPointのその他の問題点と、それを解決したツールとは何か。