「PDFにしておけば安心」は早計――ビジネスドキュメントを安全に活用するヒントPDFの保存方法を間違えただけで、株価に影響を及ぼす!?

ビジネスで取り扱う重要なドキュメントの形式として重宝されている「PDF」。それだけに昨今では標的型攻撃の的にもされやすい。どのように活用すれば安全なのか。受け取る側/送る側双方が気を付けることとは?

2016年04月20日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「PDF」は今や、ビジネスのあらゆるシーンにおいて汎用(はんよう)的なドキュメント形式として使われている。社外へ公開するプレスリリースや、取引先との間で取り交わす契約書など、重要なビジネスドキュメントの作成に利用されることも多く、「取りあえずPDFにしておけば安心」といった共通認識が出来上がりつつある。

 ただし、安易な思い込みは禁物だ。確かにPDFは信頼性の高いドキュメント形式ではあるが、使い方を間違えれば重要情報が流出してしまう恐れもある。例えば、表向きはきちんと体裁が整っているように見えるPDFドキュメントも、そのプロパティの中身をのぞいてみると、タイトルや作成者の欄に作成元企業の内部情報が丸見えになっているといったことは珍しくない。

 こうした情報が不用意に社外に漏れてしまうと、情報漏えいの危険性はもとより、自社のセキュリティ対策やガバナンスの不備を疑われ、信用失墜にもつながりかねない。では、PDFの利便性や汎用性の高さを最大限に生かしつつ、同時に高いセキュリティレベルを維持するには、一体どうすればいいのだろうか。


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