「IoTとAIでビジネス開発ができる企業」に必要な基盤要件とはシステム基盤構築経験者に聞く

IoTやAI、自社に導入する際の課題は、先が読めなくてデータ資産の使い方を設計できないこと。ならば先が読めない前提で企業IT設計するとどうなるか。経験者の声を聞いた。

2018年06月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

 デジタル変革に取り組むにしても、先が読めない中で「何をどう設計して備えれば安心できるか」がそもそも不明瞭だと感じている企業は少なくない。

 デジタル変革に限らず、システム更改に併せて戦略を――と考えても、結局は要件が定まらないことを理由に通常のリプレース案件になってしまい、いざ新規ビジネス開発と考えたときの足かせになってしまったという苦い経験をした方は、少なくないだろう。

 先が見えないからこそ、「近い将来に何が起こっても対応できる状況を、できるだけリスク少なく持っておく」という発想に立った方が柔軟な答えが出ることもある。特にAIを生かした新しいビジネスをデザインするとき、足かせにならないITで足場を整えておくという発想は、強みになる。

 こう考えたときに、既存のデータ資産を保持しながら、IoT(モノのインターネット)データやクラウドネイティブなビジネス開発基盤を同時に管理できるストレージがあれば、万が一、デジタルディスラプターが「黒船」に乗って襲来しても、機動的なビジネス開発によって対抗できるだろう。このとき、企業ITが求める品質とサポートが期待できるストレージとなるとその選択肢はぐっと狭まる。

 IoTシステム基盤の構築で実績のあるベンダーは、デジタル変革に備えるには「ストレージ要件の見極め方」がポイントになると指摘する。その真意を取材した。


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