MySpaceの危険性――間違ったSNS利用が新たな脆弱性となるColumn

日本でもmixiが人気を呼んでいるソーシャルネットワーキングサイト。だが、従業員が間違った利用をした場合、企業システムへの脅威ともなる。

2006年05月15日 12時01分 公開
[TechTarget]

 米国で大人気のソーシャルネットワーキングサイト(SNS)MySpace.comは、多くの企業にとって特に重要な存在ではない。だが最近は、社員が仕事中に自分のSNSアカウントにアクセスし、セキュリティの問題を引き起こすケースが問題となっている。

 そうした行為は仕事の生産性を損なうだけでなく、キー入力を盗み取る偽のMySpaceサイトに社員が誘導されるという問題にもつながっている。ときには、MySpaceへのログイン名とパスワードをキャプチャされてしまった社員が、同じログイン名とパスワードを社内のネットワークや機密情報を含むデータベースなどへのアクセスにも使っていたというケースもある。

 MySpaceは現在6300万人のユーザーを擁し、ヤフーに次いでアクセス数が第2位のドメインとなっている。だが、フレンドスターやフェースブック・ドットコム(大学生向け)などを含め、SNSはいずれも仕事場のコンピュータや社内ネットワークと接続された自宅のコンピュータから誤った使い方をされた場合、トラブルを招くことになりかねない。

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