1,000万件の履歴に耐えるメールセンターの導入インターネット通販のリーディングカンパニーが採用

インターネット通販事業において、ゆるぎない地位を確立しているネットプライス。業績は躍進を続け、前期(平成17年9月期)で106億円、さらに今期は150億円もの売り上げを達成しようかという成長企業だ。そんな同社にとって、顧客窓口であるコールセンターの安定稼動は重要なポイントだった。

2006年08月01日 21時17分 公開
[TechTarget]

 急激な成長は問い合わせ件数の増加を生み、頻繁なサーバダウンを引き起こす。システムの切り替えを迫られた同社は、数あるソリューションの中から、同社ならではの課題に対応できるカスタマイズ性(ベンダーが機能追加に対応)と、1,000万件の履歴にも耐えたパフォーマンステストの結果から、株式会社ビッツテージの提供する「inspirX(インスピーリ)」を採用した。

 新たなソリューションを導入することで、その問題解決に取り組んだ同社はいま、現状のデータセンターが安定稼動するという「原状復帰」だけでなく、未来の顧客対応における不安も払拭することに成功した。この成功でネットプライスは、事業拡大の基盤、その一端をも手に入れたと言えるだろう。

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今回の導入企業 【ネットプライス】

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 eコマースの先進企業である同社は、ギャザリングという、購入者全体での購入数に応じて売価が下がっていく逆オークション制の共同購入モデルを構築。単に購入するというだけではなく、価格面での斬新さも消費者の支持を受け、パソコンのみならず、携帯電話ユーザーまでをも虜にした。


 目利きのバイヤーが世界中から仕入れてきた商品を、社内の専属ライターが分かりやすく魅力的にサイトで紹介するなど、iモード黎明期からいちはやくモバイルコマースに注目。同社独自のノウハウ、ネットワークを多数持っているのが特徴だ。「提携媒体140社超」という導線拡大戦略もその1つといえる。


 現在では売り上げ比の6割が携帯電話からと、モバイルコマース業界では楽天やYahoo!を超えるeコマースの雄である。


 しかし、アクセスの窓口が増えた分、顧客対応面では手間が増えるという副産物も生み出してしまう。成長のさなか、コールセンターの基盤を作ることは同社にとって課題となっていたのだが……。


URL http://www.netprice.co.jp/


コールではなくメールセンター

 モバイルコマースを核に躍進を続けるネットプライス。インターネット上で、しかも携帯電話でモノを売るという意味で言えば、新たな小売りの姿を提示している企業ともいえる。となればもちろん、顧客対応、つまりコールセンターの姿も、他社とは若干異なるものになる。同社のカスタマーリレーションディビジョン CS統括マネージャー 佐竹 秀文氏は次のように語る。

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制作:ITmedia +D 編集部