新時代のナレッジマネジメント「KM2.0」〜目的ではなく手段としての情報共有の実現企業内情報の戦略的活用を実現する「SMART/InSight」

企業内に散在する情報を丸ごとナレッジとして活用するにはどうすればよいのか。誰もが適切な情報を簡単に取り出すための仕掛けを作るために、ウチダスペクトラムが協業先として選んだのは、最先端のサーチテクノロジを有するファストサーチ&トランスファだ。新しいナレッジマネジメント「KM2.0」の実現に必要なサーチテクノロジを考える。

2007年02月19日 00時00分 公開
[TechTarget]

ウチダスペクトラム株式会社

代表取締役社長

町田 潔氏

【専門分野:経営戦略、ITシステム全般、組織行動】

1980年立命館大学を卒業し、株式会社内田洋行入社。2001年より現職。MBA(慶應義塾大学)、システム監査技術者。


 ナレッジマネジメント(KM)という言葉がもてはやされたのは1998年ごろであるにもかかわらず、期待ほどの効果が得られていないのが現実だ。その原因は、「知識管理」そのものを目的としてしまったことにあるだろう。

 企業が求めているのは、既存のシステムやデータベース、データそのものなどに加工を行うことなく、手軽に共有するという手法だ。そして、共有されたデータの中から有益なデータを取り出すためには、「検索」が非常に重要な役割を担う。つまり、共有することが目的なのではなく、共有したデータを活用して何をなすかが重要なのだということに、ナレッジマネジメントを推し進めてきた企業はすでに気付いているのだ。

 すべてのデータが共有され、誰でもがいつでも適切な情報にたどり着くことができる。そして、それによってビジネス課題が解決される。企業が求めている本当の意味でのナレッジマネジメントには、どんな機能が必要なのだろうか。